魔男のイチ(まだんのイチ)とは、週刊少年ジャンプにて2024年41号から連載されている漫画である。
概要
魔男のイチ
Ichi the Witch
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| 漫画 |
| 原作 |
西修 |
| 作画 |
宇佐崎しろ |
| 出版社 |
集英社 |
| レーベル |
ジャンプ・コミックス |
| 掲載 |
週刊少年ジャンプ |
| 掲載期間 |
2024年9月 - |
| 巻数 |
既刊2巻
(2025年4月時点) |
| 漫画テンプレート |
魔法が生物として存在し、本来女性しか扱えない世界で、男性である狩人・イチが"魔男(まだん)"という法則に反する存在となり、反世界の魔法との戦いに挑む冒険譚。
原作に『魔入りました!入間くん』の西修、作画を『アクタージュ』の宇佐崎しろという大型コンビが手掛ける魔法ハンティングファンタジー。作画の宇佐崎にとっては同作が不祥事による連載打ち切りになってから久々のWJ連載となる。
現在も入間くんが少年チャンピオンの連載を支える西による世界観、宇佐崎による美麗な作画と、それぞれの緻密な描写により連載開始から高い評価を獲得。ジャンプコミックスでは『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平が推薦コメントを寄せている。
2025年3月時点でコミックスは既刊2巻が30万部を突破。
あらすじ
この世界において魔法とは生き物である。
そして困難な試練を乗り越え、魔法を習得するハンターたちを人は「魔女」と呼ぶ。
ある日、辺境の山奥で、恐るべき王の魔法と最強の魔女が激闘を繰り広げていた。
誰も近づくことを許されない神聖な戦い。
しかしそこへ、場違いな一人の少年が乱入する。彼の名はイチ。
魔法とも魔女とも縁の無い山暮らしの狩人である。
やがて、その少年は世界を驚愕させることになる――!
-少年ジャンプ公式より抜粋-
登場人物
イチとウロロと仲間たち
- イチ
主人公。山暮らしの狩人で、著しく強い狩猟本能を死対死(しついし)というルールで抑えている。王の魔法(キング・ウロロ)を捕らえた事により、本来女性しか扱えない魔法を授かった"魔男"となる。
現在は首都ナタリーのマンチネル魔女教会に所属。魔男となってからもその狩猟凶っぷりは健在で、反世界の魔法に対しても「お前を狩る!」と宣言した。デスカラスとは師弟の契約を結んでいる。
- キング・ウロロ(王の魔法)
反人類魔法。どんな魔法でも最大出力を修練せずとも引き出せる超越特化魔法で、魔女たちが1000年かけても習得できなかった伝説の魔法。魔法を使うためには試練を課しているのだが、彼は「女ではウロロの心臓に傷一つ付けられない」というルールを敷いている。そのルールの穴を突かれイチに試練を突破された。現在も隙あらばイチの命を狙っている。
- ゴクラク
「苛虐のゴクラク」の二つ名を持つ、バクガミ国を拠点とする問題児。魔法に挑んで完膚なきまでに叩きのめした後に男ゆえに魔法を習得できずに暴れていくだけで去っていくという迷惑行為を繰り返しているため、魔女協会認定の危険人物とされている。
国の象徴であるバクガミをとある理由から憎んでおり、イチと共に行動するようになる。
魔女・魔女候補生
- デスカラス
「深淵の魔女」の異名を持つ、マンチネル魔女協会所属の魔女。本人曰く現代最強かつ完全無欠の超絶美人魔女。超天才みんな大好きデスカラスちゃん。褐色肌としょげた表情に見える眉が特徴。
過去に反世界の魔法により弟のリブロを亡くした経験から、攻撃から治癒や結界に至るまであらゆる魔法を取得した実力者となった。狩猟本能の怪物であるイチには手を焼いており、反世界の魔法との交戦後に師弟の契約を結んでいる。
- クムギ
マンチネル魔女協会所属の魔女候補生。魔女および魔法研究学部、略して「魔女研」にも所属している。最前線に出るのが怖く魔女研に入ったものの、上司であるシラベドンナに半ば強制される形で記録役としてイチとデスカラスに同行することになる。
- マリーゴールド
「黄金の魔女」の二つ名を持つ魔女で、マンチネル魔女協会協会長。喫煙者かつ人格者であり、予言の魔法からイチが反世界の魔法と戦い死ぬ定めにあると聞かされた際、青筋を浮かべて反発した。デスカラスに手を焼く苦労人でもある。
- シラベドンナ
「追及の魔女」の二つ名を持つ魔女で、ややむちむちなクムギの上司。魔女研の統括責任者で研究者であり、その精度は彼女が正しいと言えばすべて正しいと言わしめる程。イチの研究の為にアレを見せろと要求した変人でもある。
- チクトゲ・トゲアイス
「銀雪の魔女」の二つ名を持つ魔女。眼鏡姿のクールビューティーでデスカラスとは幼馴染の関係にある。イチの事をあまり信用しておらず、魔女学院での再教育を進言している。
関連リンク
関連項目