黒後家蜘蛛の会 単語


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『黒後家蜘蛛の会』はアイザック・アジモフによる短編ミステリー小説シリーズである。

概要

この作品の舞台は常にニューヨークにある高級レストランの一室である。そこで話題にのぼった謎をその場で解き明かす、いわゆるアームチェア・ディテクティブものである。

原題は『The Black Widowers』。作者はアイザック・アジモフ(1920-1992)。シリーズ最初の作品『会心の笑い』は、1972年2月の『EQMM』誌に掲載された。短編集が出版されており、日本では創元推理文庫から翻訳が出ている。

登場人物である〈黒後家蜘蛛の会〉のメンバーたちは、月に一度、集まって食事と談論風発を楽しむ。その際、ホスト役(メンバーが交代で務める)はゲスト1名を招く。食事の終わりにゲストを質問攻めにする「尋問」の時間があり、その時にゲストが謎を提示するのが基本的なパターンである。

〈黒後家蜘蛛の会〉のメンバーは提示された謎について推理し、議論するが、最後に謎を解くのは彼らではなく給仕のヘンリーである。

『黒後家蜘蛛の会』で扱われる「謎」は他愛ないものであることが多く、複雑な謎解きを期待して読むと拍子抜けする。この作品の魅力はそこに至るまでに交わされる会話にこそある。

〈黒後家蜘蛛の会〉という集まりは、作者アジモフが実際に参加していた会食クラブがモデルになっている。また、登場人物のうち、ヘンリー以外のレギュラーと一部のゲストもアジモフの友人たちがモデルである。

主な登場人物

登場人物 職業 人柄等 モデルとなった実在の人物
イマニュエル・ルービン 作家 偏屈で多弁。めんどくさい人。 レスター・デル・レイ
ジェフリー・アヴァロン 特許弁護士 理知的な堅物。シリーズ開始当初は〈黒後家蜘蛛の会〉が謎解きの会になることに不満を漏らしていた。 L・スプレイグ・ド・キャンプ
トーマス・トランブル 暗号専門家 政府の情報機関に勤める。彼がいることで、些細な謎が実は国家規模の事件であったことが明らかになったりもする。 ギルバート・キャント
ジェイムズ・ドレイク 有機化学者 三文小説のマニア。本職の化学よりも三文小説について語るときのほうが雄弁。 ジョン・D・クラーク
ロジャー・ホルステッド 数学教師 口数は少なくどもりがち。下手なリメリックをいじくりまわす。 ドン・ベンスン
マリオ・ゴンザロ 画家 他のメンバーが軒並み知性派で、常に理論的な言説を展開する(もしくは少なくとも理論的であることを装おうとする)中で、唯一、直観や好き嫌いだけで考えを述べる。 リン・カーター
ヘンリー 給仕 初老の名給仕にして謎解きの名人。ミス・マープルと並ぶ代表的アームチェア・ディテクティブの一人。 なし

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最終更新:2025/12/06(土) 17:00

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