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ITパスポート試験とは、独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターにより取り行われる国家試験である。

概要

初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)の後継に当たる試験。しかし、難易度は初級シスアドよりも易しくなっており、ITエンジニアだけではなく、事務職の社会人や文系の学生など、ITを利用するすべての人を対象とした基礎的な資格という位置づけになっている。そのため、出題もテクノロジ系(IT技術)だけではなく、ストラテジ系(経営全般)やマネジメント系(IT管理)と、商業知識も求められる(いわゆる「広く浅く」といった感じ)。合格率は大体50%前後。

問題数は全部で100問。そのうちテクノロジ系が45問、マネジメント系が20問、ストラテジ系が35問となっている。他の試験区分(基本情報技術者試験など)に比べてマネジメント系やストラテジ系の割合が高いのが特徴である。

また、2011年11月25日をもって、国家試験では初めてComputer Based Testing(CBT)方式というパソコンを用いた試験方式へと変更された。これにより、従来の年2回の試験から、毎月1回以上は実地されるように変わり、全国100箇所以上の会場で試験を受けられるようになった。

難易度

情報処理技術者試験の中では最も簡単な区分であるとされる。しかし出題範囲が意外と広いため覚えることは多く、難関資格ではないもののガチのIT初心者の場合は最低でも50時間以上の勉強が必要と言われている。

また、ビジネス系の内容が多いため、プログラマーなどのITエンジニアや高校生の場合はむしろ基本情報技術者試験より難しく感じる場合もあるかもしれない…。

ちなみに曲がりなりにも国家資格であるため民間のパソコン検定と比較した場合、難易度はむしろ高い方であり情報検定(J検)の情報活用試験1級とほぼ同じくらいの合格難易度であると言われている。

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関連静画

関連項目

  • IT資格
  • 情報処理推進機構
  • 情報処理技術者試験
    • 情報セキュリティマネジメント試験…ITパスポートと同じユーザー向けの試験。
    • 基本情報技術者試験…こちらはITエンジニア向けの初級試験。
  • 情報処理安全確保支援士試験
  • 情報処理技術者試験の歴史
  • QC検定(品質管理検定)…ストラテジ系の出題範囲の一部が重複する。
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