MASTER+とは、音楽ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)における最上位の難易度である。
略称は「マスプラ」など。また、公式の略記として「MAS+」がある。
概要
デレステでは通常、難易度の選択肢は簡単なものから順に
DEBUT - REGULAR - PRO - MASTER
なのだが、これとは別枠で、プレイ可能な条件が限られている最難レベル「MASTER+」が設定されている。
MASTER+の初出は2015年10月31日~11月8日の「LIVE Groove Vocal burst」(夢色ハーモニー)であり、長らくイベント時限定の難易度としてのみ存在していた。
2017年2月13日より「MASTER+チケット」が新設され、曲ごとに時期を区切ってではあるものの恒常的にMASTER+がプレイ可能になった。この際に登場した譜面はイベント版から修正が加えられる。2017年7月19日より「レガシーMASTER+」と称した、イベント当時のままの譜面も選択可能になった(レガシーMASTER+は各種記録は対象外。下記「プレイ条件」も参照)。
難易度設定について
MASTERのレベルは20~28となっているのに対し、MASTER+のレベルは25~31と、MASTERの上位からMASTERを上回る難易度が設定されている。またこのうちレベル25~26はMASTER+チケットでプレー可能な譜面のみで存在し、イベント楽曲はすべて27以上となっている。
Lv28以下のMASTER+は、同LvのMASTERと比べると難易度の基準はおおむね揃えていると思われるものの、MASTER同様に同Lvでも曲による差異は大きい。
MASTER+カテゴリ内の楽曲はスコア達成項目がかなり高く設定されており、腕前だけ・編成だけでは簡単にランクSが取れないようになっている。そのため、Live Parade以外のMASTER+の達成ボーダーは高い(イベント限定楽曲のMASTER+のスコア達成項目は通常楽曲と同等)。逆に、クリア回数の達成項目は低めに設定され、報酬も少なくなっている。
譜面について
イベントでMASTER+が登場していた曲については、MASTER+チケット版で再登場した際に譜面の修正が加えられる。「レガシーMASTER+」を選択すれば、イベント当時のままの譜面でプレーできる。
MASTER+のみに存在するリズムアイコンとして「スライド」が存在する(MASTER+チケット新設と同時に登場。イベントでの譜面でもそれ以降より登場)。始点と終点の位置が変わるロングノーツであり、始点だけでなく終点の時点でもアイコンに指の位置が合っていないとMISSになる(単なるロングノーツでは違う位置で指をズラしてもよかった)。これまで以上に多角的な譜面把握と激しい指さばきが求められるようになっている。中間点や終点までに指が置いてさえいれば道中はラインどおりに合わせる必要はないが、ロングとは異なり押さえながらその指でフリックを拾うことは出来ない。
なお、過去にイベントで配信されてきた楽曲のMASTER+が再登場する場合にも、このスライドを加えたマイナーチェンジが施されている(ただし一部楽曲にはマイナーチェンジ後にもスライドがないものもあるほか、スライドがついている譜面でもカテゴリ内実装時に譜面修正が行われているものもある)。
また、特技「ロングアクト」はスライドはロングとして扱われない(他のリズムアイコン同様SSRではスコアボーナス10%)。
プレイ条件
当初は「LIVE Groove」形式のイベントのみで実装されていた。「曲名」形式のイベントでは「咲いてJewel」より実装されるようになった。「LIVE Parade」「LIVE Carnival」形式では同形式の新設当初から実装されている。
「LIVE Groove」「LIVE Parade」「LIVE Carnival」形式で選択される(あるいは可能な)楽曲は「MASTER+チケット」でプレイ可能になっているアルバムA~Cのリスト内からとなる。ただし追加対応楽曲が告知されていてもイベント開始時点で実装されていない限りは対象外となる。
- 「LIVE Groove」形式のイベントの場合
- 難易度でMASTERを選択した上で、最初にプレイした3曲において「ハコユレLv」(スコアとは別に算出される評価点)が21以上になると、その後にプレイできるアンコール曲(=イベント限定曲)においてMASTERかMASTER+のどちらかを選択可能になる。獲得できるイベントポイントはMASTERよりもやや高く設定されている。
- 2017年10月のDanceBurst(秋風に手を振って)より、セットリストにイベント楽曲以外のMASTER+も選択できるようになった。
MASTER+を選択した場合、アンコールLIVEがプレイ可能なハコユレLvは21以上になる上、アンコール楽曲の難易度もMASTER+に固定される。またセットリストにおける獲得イベントポイントはMASTERと同一。
- また、セットリスト内のスコアレートは「MASTER+チケット」を使用した時同様高く設定されているが、ハコユレLvの上昇量自体はMASTERと同じ。
- 「曲名」形式のイベントの場合
-
イベント曲でMASTERを一度でもクリアすると、それ以後MASTER+を選択可能になる。
- 「LIVE Parade」形式のイベントの場合
- エリア2・3(2016年11月開催のLIVE Paradeまでは、エリア3・4)に到達するとMASTER+が解放される。
なお同イベントでは、イベント限定楽曲はハイスコアランキングにしか影響しない(エリアを進めるには好きな曲を選べる)。ハイスコア争いではMASTER+で高得点を出せるプレイヤーが有利であろう。
- また2017年9月のLIVE Parade(キミのそばでずっと)以降より、セットリストにイベント楽曲以外のMASTER+が選択できるようになった。当初はイベント楽曲以外のMASTER+譜面のスコアボーダーは(ゲストが呼べない分は割引かれてたとはいえ)高くなっていたが、2018年1月(恋が咲く季節)以降はスコアボーダーが改められ、イベント楽曲のMASTER+と同等に調整された。(もちろん楽曲Lvに依存する)
- MASTER+チケットでプレイできるMASTER+
- 選曲画面の左上、「通常」と表記されているボタンを押すことで「MAS+」へ切り替わる。
- プレイ1回に1枚必要。なお、リハーサルチケットでもプレイ可能(もちろん、記録には残らず報酬ももらえない)。
- 楽曲はアルバムA(キュートタイプがメイン)・B(クールタイプがメイン)・C(パッションタイプがメイン)の3種に分かれ、それぞれ2週間毎にA→B→C→A…のローテーションでアルバムが切り替わるようになっている。アルバムAの期間が終了し、アルバムBに移行した時点でアルバムAの楽曲はプレイできなくなる。
「MASTER+チケット」はミッションクリアで入手可能(1週間単位で、クリアした曲数に応じてもらえる)なほか、マニーショップ(マニーを消費してアイテムを入手する)や、スターピース(ガシャを引くことで入手できる[1])・キャラバンメダル(イベント「シンデレラキャラバン」で入手できる。各イベント期間のみ有効)との交換でも入手できる。MASTER+譜面をプレイすることでクリア報酬としてキャッシュバックされることもある。
- ライブクリアの報酬は、イベントや曜日ボーナスなどは対象外となっている。またレガシーMASTER+(イベント曲の際の譜面でプレイできる)を選んだ場合は、これに加えて各種達成報酬の対象となる記録(コンボ数・ハイスコア・クリア回数・PRP)についても算定の対象外となる。いずれについても、ミッションの対象にはなる。
- また、楽曲イベント・シンデレラキャラバン・ススメ!シンデレラロード開催中でもMASTER+譜面では一切のイベントアイテムや限定報酬は手に入らない。
- 加えて、この譜面に限りクリアしてもMVやストーリーコミュの解放条件は達成できない。
- LIVE Carnivalの場合
- イベント楽曲のMASTER+は他のイベントと異なり最初からプレイ可能。当イベントではスコアランキングが無いため、プレイしなければならないということはないが、ランクS突入時にイベント楽曲のGRAND LIVEが開放される。
他のMASTAR+譜面も選択可能で、こちらも他のイベント同様アルバムA~Cでプレイ可能な曲が対象となる。
- LIVE PARTY!!の場合
- イベントとして開催されていたとき及び常設化時点でMASTER+譜面のプレイはできなかったが、2018年9月3日15:00よりアルバムに収録された分に限りプレイ可能になった。スタミナ消費量はMASTERと同じ18。仕様上レガシーMASTER+の選択はできない。
実装楽曲一覧(イベント)
実装楽曲一覧(MASTER+チケットから)
デレステ公式生放送における挑戦歴
関連動画
多数のMASTER+フルコンボを達成している強者たちのマイリストをいくつか挙げる。
関連項目
脚注
- *正しくは、ガシャを引くことで入手できる「スターシャイン」(300個集めると指定のアイドルから一人をスカウトできる。ガシャ更新時にリセット)の所持数がリセットされた際、同数のスターピースに変換される。