テーブルトークロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG)とは、サイコロなどを用いた対話型の卓上ゲームである。
略称はTRPG。
テレビゲームとは違い、基本的にコンピュータを使わずにプレイする。(本来の「RPG」はこの種のゲームを指す語であり、これをコンピュータ相手に一人でもプレイ可能にした物が、現在主流となっているコンピュータゲームのRPGである)
ゲーム機を使用したRPGの場合、物語の進行や演出、敵キャラの行動、村人のようなNPCとの会話等は全てプログラミングされており、コンピューターが処理をしてくれるが、TRPGでは進行役(ゲームマスター=通称GM)と呼ばれる人間がその役目を務める。
プレイヤーは、GMの処理に従って自身が操作するPC(プレイヤー・キャラクター)を動かし、仲間のプレイヤーが操るPCと協力して、物語を進めていくことになる。
攻撃が命中したのかどうかなど、行動の成功・失敗を決める際には、サイコロ等を用いて判定を行う。
ゲームルールは書籍形式のルールブックで発売されているが、一本のゲームである性質から、一般の書籍と比較すると高額、大判の商品が多く、中にはゲームに必要なツール(専用カードやフィギュア等)を含めたBOXで販売されているものもある為、一般書店では手に入りづらい場合もある。専門店や通販などで購入も検討してみよう。
ちなみに元は海外発祥である為、海外の方がTRPG文化は長く、盛んである。海外産のTRPGは、和訳出版されないものも多いため、ヘビープレイヤーの中には、英語で書いてある海外のゲームを個人的に入手して遊んだりする人もいる。
TRPGの魅力の一つとして、決められたシナリオが存在しないことが挙げられる。
多くのルールブックにはサンプルシナリオが収録されており、そのまま遊ぶことも可能である。
ルールに習熟すれば、自分独自のオリジナルシナリオを製作し、ヒロインや敵モンスター、ボスキャラ、物語の舞台になる街やフィールド、洞窟や迷宮等、自由に作り上げる事が出来る。
しかし、人と人の対話で進行するゲームである以上、状況に応じてシナリオの展開は変化する。
なにせ行動する方も人間なら、行動を処理する方も人間なので、自由度がとても高いのだ。
プレイヤーの性格や趣味嗜好、PCの設定、時にはその場の会話のノリで、シナリオは大きく変化していく。
こうした、自分たちで協力して物語を産み出し、それを共有する快感は、他のゲームでは味わえないものとして、TRPGの大きな魅力の一つとなっている。
……ただ、一人でシナリオ作ってプレイヤーの行動を処理するGM役は大変な作業なので、時々いたわってあげてください。
TRPGはプレイするのに手間がかかるゲームであるとされる。
原則として二人以上(推奨4~6人程度)の人間が必要である。いかんせんマイナーなジャンルの趣味であることは否めないため、まずプレイヤーを確保するのに難儀する場合が多い。
プレイするための主な手段としては、TRPGサークル等、定期的にTRPGを行っているコミュニティへの参加や、不特定多数が集まって行うゲーム会「TRPGコンベンション(コンベ、○○コン)」への参加が挙げられる。コンベンションはTRPGサークル等有志が主催するモノ以外にも、TRPG制作会社が主催しているものもある為、興味があれば調べてみる事をオススメする。
現在ではネット環境の整備に伴い、オンライン上でTRPGを行うケースも増えてきているが、言いたいことをチャットで伝えなければいけない都合上、オフラインのTRPGより時間がかかってしまう事が難点である。(昨今ではskype等の利用も試みられている模様)
リプレイとは、TRPGをプレイした様子を読み物として編集したもので、TRPGの紹介を主な目的としている。
日本のTRPGリプレイは、ゲームをプレイした様子を、演劇の台本のような形式で収録する形が主流である。ゲームをプレイするGMとプレイヤー達のやりとりやプレイの様子、物語の展開を娯楽作品として楽しむ事が出来る為、現在でライトノベルの一種のような扱いを受けている。
元は「ロードス島戦記」がD&Dリプレイとして製作されたのが火付け役とされる。これが一大ブームとなった事も相まって、日本では数多くのリプレイが製作、出版されるようになった。
現在では、TRPGはプレイしないけど、リプレイは読んでいる、という「読み専」なる購買層も存在し、一説によるとルールブックよりよっぽど売れているという。
ニコニコ動画でも、有志が制作したリプレイ動画は数多く投稿されており、大手で出版されているようなメジャータイトルから、どう考えても出版されないようなマイナーゲームやオールドゲームも投稿されている為、リプレイ好きの視聴者は要チェックである。
上述のようなリプレイの隆盛の影響もあり、「TRPG=漫画やラノベのキャラになりきって遊ぶ、なりきり遊び」と言う偏った認識を持っている人も多く存在しており、「なりきりごっことか演技とか恥ずかしいし…」と敬遠する人もいる。
もちろん、「思い思いのカッコいいキャラになりきる」というのも、TRPGの楽しみの一つである。そうした時、カッコいい台詞や熱の入った演技があれば場が盛り上がり、プレイが楽しくなる、というのは確かにあるだろう。そういったプレイが推奨されるゲームもある。
ただ、そこまで大仰なものでなくても、A君が戦士役、B君は魔法使い、C君が盗賊担当、というような、役割を演じる事も、一つの役割演技(ロールプレイ)である。
戦士のA君がゴブリンに攻撃するのも、魔法使いのB君が眠りの呪文を唱えるのも、盗賊のC君が鍵開け判定をするのも、それだけで役割を演じて(ロールプレイして)いるのである。
そういう意味では、ドラクエでメラを唱えたり、FFで召喚獣を呼んだり、テイルズで魔神剣したり虎牙破斬したり……というのと、やってることに大した差はない。 なので、「よく分からない奇妙なゲーム」と身構えず、一つのゲームとして気軽に遊んでみて欲しい。
リプレイみたいにかっこいいセリフが言えなくても、サイコロ2、3個持つだけで冒険の旅に出ることは出来るのだ。
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最終更新:2026/01/30(金) 04:00
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