Unity3dとは、様々なプラットフォームに対応したゲームエンジンである。単に「Unity」と呼ばれることもある。というかそっちの方が多いかもしれない。
Unityは、Windows、MacOSXで利用できるゲーム開発環境である。
2013年時点で、Win、OSX、Linux、iOS(2013年5月21日より無料で可能)、Android(2013年5月21日より無料で可能)、Web、Flash(有料、※2013年4月に開発打ち切りが発表された)、PS Mobile(betaが2014年2月よりスタート[4gamers記事])にゲームを出力することができる。
また、WiiU、Xbox360、PS3(将来的にはPS Mobile、PS4等も対応するよう)等のコンソールゲームも、別途コンソール提供元とプラットフォームの開発者として登録の上、開発環境として利用できる。
無料で、かなり高度なゲームを作ることができる。
無料版でもかなりのゲームを作ることができるので、最初から商売を考えて始める場合、企業(年商100,000ドル超えている)で導入する場合を除き、無料版をいじって学習するのがいいかもしれない。
また、2013年5月21日よりmobile向けの出力も無料版で利用できるようになった。[プレスリリース]
無料版の範囲で使える機能だけでもかなりの量があるので学習するのがかなり大変である。
上位版であるPro版(1500ドル)では、パフォーマンスの最適化に必要な機能(LOD,Occulusion Culling, Profiler等)、高度なグラフィック機能(リアルタイムシャドウ、HDR、light probe)、スタート時のスプライト変更などの機能が解放される。また、これらの機能はTrialで期間限定で利用することも可能なのでそれで試してみるといいかもしれない。
導入コストは上記で紹介したものだけで、100,000ドル以上の年商がない限りは無料でゲームをリリースし、どんなに売上ても100,000ドルに満たなければこれ以上のコストはない。100,000ドル以上の年商がある場合でも、pro版のライセンス料だけで良いので、かなり手頃な制作環境となっている。
よくある誤解として、Unityは3Dゲームしか作れないというものがあるが、ソーシャルゲームの現場で使われるなど2Dゲームの実績もある。また、バージョン4.3(2013年秋頃登場)より2Dゲームを作成するための機能が強化された。2D用の物理エンジン、スプライト周り、アニメーション関係の強化がなされた。Unityのみでつくられたサンプルプロジェクトがあるので参照すると幸せになれるかもしれない。
また、コーディングはできるけど、3Dモデル、BGM、サウンドFX等なんて作れない、あるいは逆に3Dは作れるけど他できないって場合、もっと究極的に"当方ボーカル、他のメンバー募集"なんて場合にも、Unity内に用意されているAsset Storeの仕組みを利用すれば、これらの足りない部分を補うことができる。下手に自前で作るよりクオリティが高い上に、値段もそこまで高くないので利用する価値はかなり高い。ある意味、クラウドソーシングしてるかのように、必要なものが手に入る。自分がやりたいことに集中できるのもUnityの特徴かもしれない。
2014年5月2日、3Dモデル投稿・公開・閲覧サービス「ニコニ立体」がniconico内にオープンした。
このニコニ立体はUnity3Dを利用することで、投稿された3Dモデルを閲覧者がグリグリと回して閲覧できる仕組みになっている。
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最終更新:2025/12/30(火) 16:00
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