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最終更新日時:2011年41

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このマンガがすごいかもしれない2011とは?

年間一万点以上の新刊が出版されるマンガその中には
「これは他の人にも薦めたい!!」
と思えるものがたくさんあります
癖も癖もある選考員たちが「他の人にも薦めたい」と選んだマン
それが「このマンがすごいかもしれない2011」です

作品紹介&選考員感想

高槻家のお弁当

いつもお弁当をふたで隠して食べている高槻さん。計が苦しい為、いつもおかずがほとんどいのがはずかしいらしい。しかし今日は何故か隠さずに食べている。どうやら一のおかずのハンバーグがとても嬉いらしい。

選考者の感想
のマンガのすばらしいところはなんといっても高槻さんの「かわいさ」おししそうにお弁当を食べる高槻さんは筆舌に尽くしがたいかわいさがあります。ああ、高槻さんと一緒にお弁当を食べたい。ああ、おかずの交換とかしたい。高槻さんの食べかけのハンバーをわたしが、はっ!私、別に変態じゃありません。

P.N.電話にでんわ・・・くすっ(東京都在住/16歳)

はやブル

女性溺死死体が発見された。これを殺人とみた警察は捜を開始、捜を進めるうちに力士の「竜田」が容疑所として浮かんできたが、十分な拠が挙がらずこのまま迷宮入りかと思われた。状況を打開するために遠くロシアの地から一人の敏腕刑事が呼ばれた。無慈悲なまでに底した捜を行なうこの刑事を人々はこう呼んだ「ちはやブル」と。

選考者の感想
「ちはやブル」かっこよすぎます。大きな拳銃をズギャァァンって撃って。悪人をこうドギューーーンって殴って、バババってやって、デリャァァァァって投げ飛ばすところなんてホントかっこよすぎです。

P.N.マンガ読むよ(東京都在住/13歳)

アズさん

代打アイドル」、ドタキャンしたアイドルを埋める為、急遽呼び出されるアイドル。そんな代打アイドルの一人「アズさん」は今日埋めのためにステージに向かう、マイクしぶきを吹きかけるパフォーマンスと共に。

選考者の感想
ドタキャンするアイドルとか許せないわ。それ以上に許せないのは、そのアイドのプロデューサーね。アイドはハーなスケジュールと張する仕事の連続で心身ともに疲れているの。だから、プロデューサが彼女たちをしっかり見守ってフォローしてあげないといけないの。でも、もしあのがドタキャンしたら、どうしましょ?あの子、そんなに体が丈夫じゃないから、病気にでもなったのかも?スープでも作ってあげた方がよかったかしら。それとも、私に何か気に入らないところがあるとか?もしかしたら、私、嫌われた!?そうだとしたら、私・・・。また、あの場所へ行こうかしら・・・。

P.N.屋上(東京都在住)

セント¢おじさん

内向的な性格で働き者、等にこだわる「エイブラハム称:ペニー)」と裕福な庭に生まれ革新で、自由にこだわる「フランクリン称:ダイム)」は下町の安アパートで共同生活をしながら、大工の棟梁になるべく日々努力している。そんな2人を囲む人々の日常コメディ

選考者の感想
大統領という単語はペリー来日の際に英語の「President」を訳さなければいけないけれど、当時の日本には適切な単語がかったの。「国王」や「将軍」ではあてはまらないし、民衆から選ばれた皆が納得する代表ということで大工の「棟梁」が選ばれた訳。といっても「棟梁」のままだと余りに失礼に当たるので漢字を「統領」に変えた上に「大」の字をつけて「大統領」になったの。ちょっとした豆知識ね。

P.N.パーツ買うなら秋月電子(東京都在住/19歳)

Tel前・出前

出前を注文する前の「カツ丼にしようか?天丼にしようか?いや、今日が重たいので親子丼にしよう!ちょっとまて店からここまでは少し距離があるのでが固まりすぎるのではないか?がふわとろじゃないと親子丼の魅力が半減じゃないか!となるとカツ丼もダメだから天丼か!いやちょっとまて、うな重もいいな、そばって手もある。うーむ・・・」という心のを描く作品。

選考者の感想
この何を食べるか選ぶのに、すっごく迷うって気持ちよくわかるの。「おかか」もいいし「コンブ」もいい。「ツナマヨ」のコッテリ感もいいけど基本に立ち戻って「梅干」も捨てがたい。こっちには新作の「たまごかけごは風」なんてのもあるの。「カルボナー風」とか「ベビースター入り」とかの変り種も試してみたいの。

P.N.今日シャケの気分なの(東京都在住/15歳だよ)

アイアムアヒロイン

主人公16歳現在17歳)のさえない少女。何をしてもパッとせず々とした日々を過ごしている。さらにになれば何者かにこっそりとび寄っていくという妄想にとらわれてまで眠れない日々が続く。一方世間では、突然くぎゅぅぅぅぅぅぅぅ」と訳のわからない奇を上げたり、「は闇の属、混沌の渦が狂気を侵食する」と意味不明の言葉を発したり、強疑心暗鬼に駆り立てられ最後には首を掻きりだす、など3つの奇病が流行、次々と感染者を増やしていた。この異常事態から世界を救うヒロインになるべく少女は立ち上がるが、の前に起こっている出来事が事実か自分の妄想なのか分からないでいた。

選考者の感想
ああ、いるなぁこういうパッとしないというか垢抜けないというか、アクセサリ無理矢理特徴つけてるような子。わた春、ちがう私でいいんだ、私は結構個派だから関係なんだけど、えへへ。

P.N.個性人間(東京近郊在住/17歳)

豚姫

パソコンに詳しい少女彼女は面倒見のよい性格の為パソコン初心者から相談を受けることが多い。そして最初にされる相談は決まってこうなのだ「officeイルカを消すにはどうすればいいの?」。彼女はこう呼ばれる「海豚」と。

選考者の感想
イルカはすばらしい動物だ。イルは自然の調和と生の喜びの喜びをたたえる生物なんだ。だかはイルカの為に歌を歌うんだ。
「君はとても大きくて、
 いつも、いつ、輝いていた。
 君はとても優しくて、
 いつも、いつも、微笑んでいた」

P.N.木星帰りの男(東京都在住)

横浜ベイスターズの尾監督散歩中に野球をやっている少年達に出会うが、なんと、ピッチャーうさぎぬいぐるみではないか!しかし尾監督これを見て「が軍の投手より使える」と本気だか冗談だかわからない発言をし、このうさぎぬいぐるみスカウトしてしまうのだった。プロ野球界初のぬいぐるみピッチャーうさちゃん」が決め球のドロップ武器に活躍する熱血野球マンガ

選考者の感想
もう、今年のベイスターズはいつにも増してふがいないんだから。1軍が2軍に負けるってどういうことよ!しかも惨敗って・・・。そもそも、アナライジグベースボールって一体何なのよ。ベイの選手が解析データにそってプレイするなんて出来るわ無いじゃない。それよりも開幕投手よ、開幕投手!一誰が投げるっていうのよ!?番長?さすがに今年はありえないわ。まさかの清水開幕の方がありえるわ。こうなったらリーチよ、リーチで行くしかないわ。もう、最下位になんかなったりしたらおしおきなんだからね。

P.N.にひひ、おしおき決定ね(東京都在住/15歳)

くとフリオはコーテルで

ポールアートイグシアスの3人は中華料理チェーン店へ食事に出かけた。イグシアス「えと、どうしよ。」 アートとりあえず3人ともソーハンかな。あとはエンザーキー。お前らは?」 ポール「それじゃ、ぼくとフリオはコーテルで」

選考者の感想
ほう、これが「ソーハン」という食べ物なのですね。むっ、これはおいしい。こっちが「エンザーギー」、1日3千キの鶏肉を使うというのもうなずける出来。こちらもおいしい。そしてこれが一百万個食べられているという「コーテル」、な、なんと・・・これは今までに食した事のない感覚、言葉で表現するならまさに「食盛況にして万里超越える」。

P.N.SELENE(東京都在住/18歳)

府中兄弟

東京府中。この場所に毎週日曜日に集まってくる男たち。あるものは己が野望と欲望をその瞳に宿し、あるものは制止する子供を振りほどきこの戦いの地に馳せ参じる。しかし、戦いが終わり、日が暮れたとき皆同じ思いを胸に路に付く。「ああ、大丈夫。来週があるさ。」「かーっ、鉄板だと思ってたのに。」「メインまで勝ってたのに、何故最終でさらに勝負に出たんだ!」彼らはこう呼ばれる「府中兄弟」と。

選考者の感想
うっ、府中は私もよく行くんです、お父さんに連れられて。お父さんは出かけるときは「勝ったら、はサク肉だ!」とか、言ってるんですけど、私サク肉って知らないからちょっとたのしみか~って。でも、府中に行った日夜に肉とか出たこ無いからお父さん勝ったこと無いのか~って。あと、お父さが府中に行った翌週はおかずが少なかったり給食費が払えなかったりするんですけど何か関係あるんでしょうか?

P.N.いつも2525(東京都在住/14歳)

読んでますよ、サイネリアさんw

綾音は自費出版で薄い本を出版している、そのときのペンネームサイネリア。ある日、綾音下駄の中で手紙を見つける。その手紙にはこう書かれていた「読んでますよ、サイネリアさんw」。ヤバイやばいヤバイ、あんな腐った内容の薄い本を描いていることが身内バレしたら私の高校生活終了だ。綾音は思い悩むが、ふと気付いた。これだけ腐った薄い本を知っているということは相手も相当の「腐」だ、こいつが「腐」であることをばらして先に高校生活終わりにしてやれば、私は助かる。こうして綾音手紙高校生活をかけた心理戦が始まる。

選考者の感想
身内バレ・・・とても怖い? ネットの中の私・・・知られたくない? けど、他人の秘密は・・・ちょっと知りたい? でもやっぱり・・・バラしちゃダメ 結誰も・・・得しない 匿名や偽名だからできることも・・・たくさんある あと犯人は・・・ロン毛の女?

P.N.Fountain(東京都在住/15歳)

モテギ

主人公茂木は毎年4月の新学期になるとある悩みを抱える。それは最初の出席確認の際「え次、モギ」「モテギです」という問答を毎年繰り返していることである。中学以降は教科ごとに同じ問答を繰り返さなくてはならなくなった。今年の担任は大丈夫だろうか?いや、大丈夫なわけがい、99%日本人がこれはモギと読む、モテギなんて読むのは茨城県茂木町の住民だけだ、いや茂木町の住民ですら最初はモギと読むだろう。茂木の悩みは続く。

選考者の感想
私もよく間違えられるんです。でも私の間違いなんて茂木君比べたら小さいもので、漢字の間違いだし、よく間違えることだし、それに半分以上の人は間違えないし。私比べたら真ちゃんのほうが漢字間違えられてるし。ああ、ごめんなさい。忘れてください。

P.N.あの~"萩"と"荻"まちがってますぅ(東京都在住/17歳)

hogeもの

hoge、piyo、foo、barら意味のい連中が送る意味のギャグマンガメタネタが多い。

選考者の感想
自分このマンガ好きだぞ!登場キャラクターいっぱいいて。その中でも特にすきなのはspamだな。eggs、baconspamなんて組み合わせ最高だぞ。spambaconsausage、spamなんて組み合わせも捨てがたいな。spambeansspamspambeansの代わりにspam入れても大好きだぞ。spamspamspamspamspamspamspam

P.N.ハイサイ(沖縄県出身/16歳)

のう夜食べた?

「きのうの夕食に何を食べたか?」が思い出せない主人公。これは若年性認知症かなと冗談半分で思ったりしていたが、どれだけ思い返そうと思ってもきのうの夕食が思い出せない。徐々にあせり始める主人公、そしてとてつもないことに気付いてしまった、きのう夕食を食べたかどうか思い出せないことに。

選考者の感想
あらあら、物忘れがひどくなるとは、困りましたね。私、おっとりしてるって、人にはよく言われるんですけど、物覚えはいいほうなんですよ。ふふふ。ところでここは何処なのでしょう?また道に迷ったのかしら?それよりも私は何処へ行こうとしてたのでしょうか?

P.N.迷える子羊(東京都在住)

「きみ」に届け

繰り返せど繰り返せど出てくるのは同じい塊。もういい加減サジを投げそうだ。しかしあきらめるわけにはいかない、いつか届くはずだと信じて。しかしいつになったら届くのだ、ダチョウゆで卵身に。

選考者の感想
「電子レンでゆで卵作るとバクハツするんだって!」『えーっ!マジ』「しかも、普通にバクハツするんじゃなくて一口食べ瞬間にバクハツするんだってー」『おもしろそー』「でしょでしょ、これは実験してみないといけないよね」『実験実、科学のはってんとしんぽのためなのだー』チーン「おっ出来た、で、どっちが食べる」『ここは危険なので私が率先して』「いやいや、危険なことはこの私が」『どうぞどうぞ』「えっ!」
(きけんですので、よいこはまねしないでね)

P.N.ソーセージ(東京都在住/13歳)

リストラなんて・うそでぃーしょ

主人公女性事務員は勤務時間中でも気で匿名巨大掲示板を眺めていたり、断欠勤をしてまで「枯れ専眼鏡執事喫茶」に通い詰めたりと、残念な社員であった。世は不況の、この会社の経営も厳しく、仕方なくリストラを行うことになり、第一補として彼女が上がった。このままではニートになるとあせった彼女は高らかに宣言するのであった「明日からは本気出す」。

選考者の感想
いるいる、いますよ~、こういうダメ社員。まじめに働いてる私から見たら給料泥棒としか思えない。でもこのマンガに出てくる「枯れ専眼鏡執事喫茶」って憧れますよ~。いろいろな人生経験を経てこそ出てくる魅力があるんだろう~。どんなタイの執事がいるんだろうか?「優し目で気配り上手、だけど気弱な所もあってこっちから迫って困らせてみたい」タイプとか、「小言が多く、いつも憎まれ口叩いて笑顔を見せる事は滅多無い、けど意外に照れ屋」とか、「陽気で若い女性が好きなプレイボー」タイプとか。ああ行ってみたいなぁ。あ、また司が呼んでる。コピーぐらい自分で取れっつーの。

P.N.OL1年生(東京都在住/21歳)

口仂り愛をこめて

ごく普通サラリーマン工口(こうぐつとむ)は何故か尾行されていた。なんとかNATOスパイである少佐と接触でき、自分が美術品窃盗犯と勘違いされていることを知る。しかしKGBCIA、さらにはSISまでが介入して事態は混乱していくばかりであった。ラブロマンス&スパイ活劇をふんだんに盛り込んだ少女漫画の決定版。

選考者の感想
すばらしいマンガですわ。金のロンと黒髪ストレーの男、少女漫画の型的なキャラクターにしびれますわ。そして、下手にステレオタイな女主要人物がいないという潔さもカッコイイですわ。「君スタ」に及ばないまでもかなりの名作だと思いますわ。「君スタ」が完璧すぎるのがいけないのですわ。

P.N.リリカルマリン(北海道在住/17歳)

スの仮面

少女はとりわけ立つ子ではなかった、格別美人でもなく、特に勉強が出来るわけでもなく、スポーツでもなかったし、芸術に秀でてるわけでもなかった。そういうやかさのない自分へのコンプレックスからか彼女芸能界にあこがれた。しかし、歌や踊りの才かった彼女には芸能界は遠いであった。そんなとき彼女は偶然オペラのチケットを手に入れる、演は「マリアカラス」がアメリアを演じる「仮面舞踏会」であった。カラスの歌を聞き彼女は「こんな歌を皆に聞いて欲しい、私には歌うことは出来ないが、歌える人間を探し出し、育てることは出来る」と思い立ち、新たな歌姫を世に送り出すスタートさせたのであった。

選考者の感想
なんてすばらしい・・・。私も芸能プロダクショで社長をやっている関係上時目にするのです「この、恐ろしい子」と思う子が。そのような子に出会えたときの幸せ、そしてそのような能がさら花開いた時に出会える幸せ。それはとても嬉しいものです。人の成長を見守っている時、見守られている側だけ無くその見守っている側も生長しているのです。あなたも見守る側の能がありそうね。どう、人を見守って育てていく仕事をしてみない

P.N.祝女(東京都在住/芸能プロダクション社長)

何故、関西人は「キャンディ」の事を「飴ちゃん」と呼ぶのだろうか?老若男女問わずにである。それどころかいかつい顔をした、どこから見てもヤ○ザだろ、というようなおっさんでさえ「ちょっとその飴ちゃんくれぇや」と言う始末である。「飴ちゃん」の民俗学言語学にまで渡って解明するドキュメンタリーマンガ

選考者の感想
「キャンディ」をあげるってことにはすごく意味があるのよ。感謝と尊敬の念が込められているの。それを対戦相手にあげるってことにはそれはもう強い思いが込められてるの。私はそれを尊敬する金平会長から学んだわ。彼の場合、キャンディじゃなくてオレンジだったけど。

P.N.女(東京都在住)

3月のライオンさん

少女孤独であった。彼女は屋敷から外に出してもらえなかった。もともと体が弱かったせいもあるが、それ以上に過剰に彼女の体を気遣う父親によって半ば軟禁状態であった。その父親も「私でい私」を愛しているように感じられた。この屋敷を出たい、父親から離れたい、もいない世界に行きたい、という気持ちから彼女宇宙パイロット養成学校入学する。そこでも彼女友達も作らず孤独であった。そんなある日、彼女クラスメイトの一人が、何も無い間に向かって会話しているのを撃する。『いや、違う、には見えないがクラスメイトライオン着ぐるみをかぶった人と話しているのだ』彼女は見えないながらもそう感じた。そして『私はこの人を知っている』正確には「私じゃない私」の記憶はこの人を知っている、彼女は直感したのだった。

選考者の感想
おチビちゃん「孤独こそが人を強くする」これは間違っちゃいない。孤独を知っている人間だけが絆の本当の強さを知ることが出来るんだよ。おチビちゃんの年じゃまだ気付かないかもしれないけど、同夢を持つ仲間がそばにいるっていうのは本当にすばらしいことなんだよ。仲間同士喧嘩をすることもあるだろう。けどねおチビちゃん、口にした言葉だけが真実とは限らないんだよ誰もが皆気持ちを上手く伝えられるわけじゃないんだ、寂しくても楽しいって言ったり、くやしくても嬉しいって言ってみたり、好きなのに嫌いって言ったり会いたいのに会いたくないっていったりすることもあるんだよ。わかったかい、おチビちゃん。

P.N.見上げてごらん夜の星を(在住/ロケット運転手)

山梨県山村郷土料理の「ほうとう」を作るのが上手な少年がいた。彼のことを周りの人たちは尊敬半分、からかい半分で「ほうとう息子」と呼んでいた。しかし、彼には人に言えない秘密があった。本当は「ほうとう」より「すいとん」のほうが好きだったのだ。隠れて「すいとん」を作る少年、しかし偶然クラスメイト女の子に見つかってしまうのだった。

選考者の感想
わかるなぁ、彼の気持ち。秘密を隠すって大変なんだよね。自分では「隠さなくてもいいのに」て思っても、周りの状況がそれを許さないって、苦しいんだよね。でも、もっと大変なのはその秘密をばらさないといけない時。でもそれは絶対に通らないといけな、秘密にしたままじゃ先には進めな道。彼にもがんばってそ道を通ってもらいたいな。

P.N.がんばれ!りゅんりゅん(東京都在住/15歳)

逆境13(サーティーン)

弱小芸能プロダクション会議室に呼ばれた13人の少女たち、彼女たちに社長から叩きつけられた言葉は「活動停止だ!」であった。『えっ!ちょっといきなり過ぎますよ』「ええぃ、いつまでも同じ事を繰り返してるわけにはいかない、この辺が潮時だ」『わかりました。1年待ってください。1年あればファン1000万人獲得して見せましょう』「そんなことができるのか?」『出来るか出来ないかじゃない、絶対に理でもやらなきゃいけないんです!』この日から彼女たちの逆との戦いが始まった。

選考者の感想
あー、そこでこっちを見ている君!君だよ、君!まぁこっちへ来なさい。世の中は大変なようだね。こんな時に「マンガなんて読んでてどうする!」という人も多いだろう。しかし、こういうときほどマンガが大事なんだ。
そう世間はまさしく境だ。だが、思い出して欲しいマンガの中の彼らはそんな境の時どうした?そう、立ち向かったんだ。それを君たちは何度も読んで学んできた、そういう君たちならこの境にも立ち向かえるはずだ。境だが、逆に考えればたかが境じゃないか!なんとかなるよ、大丈夫だ!
おおっと、だからといってそんなに急ぐことはない。君たちの戦いはまだ始まったばかりだ。これから先、もっと長い長い戦いが続くんだ、そんなにあわてること無い。いつもと同じように食べ、いつもと同じように仕事をし勉強し、いつもと同じような生活をする。そして、ちょっと余った分を、それが出来ない人に貸してあげればいい、彼らは笑顔を返してくれるだろう、ただそれだけのことだよ。まぁ、私空の上から見守ることしか出来なくなったがね、ははは。では、君たちの活躍を鳥肌立てて見守るとしようか。

P.N.お様(芸能プロダクション社長)

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