皆さんお待ちかね!
ガンダムファイトとは!
全宇宙の覇権を懸けて、四年に一度ガンダムの名を冠するモビルファイター同士が、地球をリングに戦う武闘大会なのであります!
そして、戦って! 戦って! 戦い抜いて!
最後まで勝ち残った者が「ガンダム・ザ・ガンダム」の栄光を手にすることが出来るのです!
さて皆さん、いよいよ概要です!
Gガンダムの主軸となる設定で、一部を除きGガンダムの物語はこのガンダムファイトを題材に行われる。
十一ヶ月に及ぶバトルロイヤルと、決勝大会の二つがあり、双方でルールが異なる。
ガンダム同士で格闘技を行い、先に頭部を破壊したほうが勝ち残るという一見単純な武闘大会であるが、そもそもガンダムファイトの起源は戦争回避にある。
当時、以前起こったカオス戦争という地球規模に及ぶ大戦が再び勃発しかねない状況に陥ったため、デューサー教授が戦争回避のための代理戦争としてこのガンダムファイトを提言、結果採用となった。
ここで、なんでガンダムなんて使うのかと言うと、戦争で培われた技術をガンダムファイトに費やさせるためである。
ガンダムファイトに資金を注ぎ込むことになれば、当然兵器に回す予算を削減せざるを得ないことになる。
戦争を引き起こせない状況下において、優勝した時のリターンの大きいガンダムファイトのために国家が総力をあげるのは当然なので、こうして各国の軍事力増強を未然に防いでいるのである。
ただし、劇中でもモビルスーツや巨大主砲を保有している国があるように、さしものガンダムファイトでも完全抑止までには至らないようだ。
しかしこのガンダムファイトは大きな問題を抱えており、代理戦争でありながらも細々と軍備の増強を謀る各国の思惑や、地球の自然破壊の助長など、決してこれが戦争回避の最善策とは言えない側面も持ち合わせている。
ルール等はコロニー側が決めているにも関わらず、地球では市街地の破壊なども行われ通常の戦争と変わらない被害を受けることから、地球上の人間からは忌み嫌われている。
試合そのものにも、下記を見ればわかるようにかなりアバウトな国際条約のおかげでグレーゾーン的な策もいくつか見られるようになった。
その最たる例としてあげられるのが第9回~11回のガンダムファイトで連勝を重ねたネオイングランドのブリテンガンダムがある。ブリテンガンダムは狙撃など射撃戦を中心とした兵器的思想で開発されたモビルファイターであり、このガンダムの三連勝は第三次カオス戦争危機を生むこととなる。
その危機を優勝という形で救ったのが、かの有名な東方不敗マスター・アジアである。
彼が格闘技を駆使して勝利の栄冠を手にしたことで「やはりガンダムファイトは格闘に尽きる!」というような意識が戻ったとされている。当の本人はガンダムファイトに参加したことで地球の環境汚染を助長してしまったと絶望してしまったが、結果として彼の勝利は世界そのものを救っているのである。
サバイバルイレブン
下記の国際条約に則っていればとにかくどんな手を使っても生き残れば良いという期間であるため、ネーデルガンダムのように期間中風車に偽装してやり過ごすというのもアリである。
決勝ラウンド
生き残った各国による総当たり戦、ここにおける優秀戦績者が決勝バトルロイヤルに出場し、優勝争いを行う。
ちなみにサバイバルイレブン終了までに開催国の決勝ラウンド開催地に到着しないと失格となってしまう。
ガンダムファイト国際条約
- 頭部を破壊された者は失格となる。
- 相手のコックピットを攻撃してはいけない。
- 破壊されたのが頭部以外ならいくらでも修復出来る。
- ガンダムファイターは己のガンダムを守り抜かなけねばならない。
- 1対1の戦いが原則である。
- 国家の代表であるガンダムファイターは、その威信と名誉を汚してはならない。
- 地球がリングだ!
第13回大会決勝大会特別ルール
- 決勝大会に限り何度でも機体の修理・交換・改造が認められる。
- 勝利のためには手段を選ばなくて良く、禁止されているコックピット攻撃なども容認される。
- ランタオ島で行われる最終バトルロイヤルに勝利した者が「ガンダム・ザ・ガンダム」の栄光を手にすることが出来る。
なお、上記の点について補足をすると。
- 頭部の破壊とは粉砕を意味するものであり、少し傷がついた程度ならば問題はない。加えて頭部が破壊されるとモビルファイターは機能停止に陥るため、負けたのにも関わらず相手にリベンジを加えるということも不可。劇中で頭部を破壊されたモビルファイターが倒れこむのはそのため。「じゃあ2条に則って頭部にコックピット作れば無敵じゃねw」という指摘も、頭部というセンサーの塊となる部分にコックピットを作るのは構造上無理とされている。
- 過失による殺人・器物損壊などの犯罪・破壊行為はもろもろ免責される。
- ガンダムは一人一機が基本で、何度でも交換出来るようになったのは決勝からのこと。故にサバイバルイレブン中に機体の交換を行ったマスターガンダムやゴッドガンダムは本来なら違反である。しかしそこは「実は一度だけなら機体の交換が許される」という設定が存在するので、違反扱いされていない。
- 7条は、要するに地球からコロニーへガンダムファイターを戻してはいけないということである。ネオジャパンは少なくとも一度この禁を破っている。
ゲームでの採用例
- Gジェネレーションシリーズ
F以降モードとして組み込まれるパターンが出るように。 - ガンダム無双
ガンダムファイト出来るモードがある。しかも全員掛け声が異なる。 - スーパーロボット大戦Operation Extend
スパロボではGガンダムが参戦している作品においてもガンダムファイトは健在ではあるが、OEにおいては5章のミッション「仮面の下の決意」でガンダムファイトを行う。…のだが、相手側がキシリアが立ち上げが正統派ジオンだったり、1対1ではなく3対3だったり、対戦相手が全員ガンダム以外の金髪仮面トリオとだったり、ドモン・カッシュが審判をやっていたり、リングが地球ではなく宇宙基地だったり、そもそも頭部にコックピットがあり足がないジオングがいたりとツッコミどころ満載であるが、スパロボで初めて代理戦争としてのガンダムファイトが再現されてたりする。 - スーパーロボット大戦T
Gガンダム原作終了後の設定だが、ファイターたちの傍若無人な振舞いが問題視され、無期限中止が検討されている。また、ガンダムファイトの真の目的は代理戦争ではなく、「人々に勇気を与え、闘志を呼び覚ますためのもの」と語られている。
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関連項目
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