ザクウォーリアとは、機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場するザフト軍のモビルスーツである。
形式番号はZGMF-1000。ウォーリアは「戦士」を意味する。
概要
ユニウス条約締結後に開発されたニューミレニアムシリーズの1機。本来はニュートロンジャマーキャンセラーを搭載する予定だったが、ユニウス条約の「ニュートロンジャマーキャンセラーの軍事利用禁止」に抵触するため取り消された。そのため従来機同様、バッテリー駆動の機体である。
これまでザフトの主力を担ってきたジンやゲイツに代わる新主力機として開発され、1機で様々な戦局に対応出来るようウィザードシステムが採用された。ブレイズ(機動重視)、ガナー(砲戦重視)、スラッシュ(近接重視)の3種のバックパックが存在し、状況に合わせて選択する。これはストライクガンダムのストライカーパックから構想を得ている。また、ユニウス条約に定められた連合・ザフト双方のモビルスーツ保有数を制限する条項の対抗策にもなっている。コスト面の問題からフェイズシフト装甲は採用されていないが、スペック上では地球軍のGAT-Xシリーズを凌駕しているとされる。ゲイツ同様ビーム兵器が標準装備になっており、ウィザードシステムによる汎用性の高さも相まって、まさにザフト軍の新しい主力を担う機体であった。ただ、大気圏内での単独飛行能力は有しておらずグゥルによる補助が必要となる。
またウィザードパックは上記の3種以外にも作製され、ケルベロスウィザードとイージーウィザードが存在している。ザクウォーリア以外にもバクゥハウンドやドムトルーパーがウィザードシステムに対応しており、スターゲイザーにはケルベロスウィザードを装着したバクゥハウンドが登場した。一方でエターナルに強奪されたドムトルーパーはウィザードシステムを使用していない。
ザクウォーリアは赤服を纏うエースパイロットに優先的に配備された。物語終盤では緑服のザフト兵も搭乗している。上位互換のザクファントムと呼ばれる亜種も存在し、これは指揮官に配備された。ザクウォーリアは左腕に盾が装備されているがザクファントムは両腕に盾が装備され、頭にはブレードアンテナが付けられている。
ザクウォーリア・ザクファントムともども機体の色は緑であるが、エースパイロットには機体の色を自由に変えられる権利が与えられており、思い思いの塗装をしている。これまでに赤、白、橙、紫、黒のカラーに塗り替えたザクが登場している。一方で通常カラーで使われ続けるザクファントムもある。
劇中の活躍
1話からいきなり登場している。ファントムペインによるガンダム強奪に遭遇したアスランが成り行きで乗り込み、ガイアガンダムと交戦している。アビスガンダムにもタックルを喰らわせたがカリドゥスによる反撃に遭い、左腕を吹き飛ばされている。が、離脱には成功した。
他にもルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレル、ディアッカ・エルスマン、イザーク・ジュール、ハイネ・ヴェステンフルスなど名だたるエースが搭乗し、戦果を上げた。ルナマリアとディアッカはガナーを、レイやハイネはブレイズを愛用していたようである。エースの中でスラッシュを使っていたのはイザークだけである。その後、ディアッカを除くエースは全員別機体に乗り換えてしまい、出番が無くなってしまった。
物語序盤はエースパイロットにしか配備されていなかったが、物語が進むごとに一般兵にも機体が行き届いたため色んな作戦に参加している姿が見受けられる。ヘブンズベース攻防戦以降の主要な戦闘には必ずと言っていいほど顔を見せている。しかし一般兵の乗るザクファントムは殆ど見受けられず、ヘブンズベースのニーベルングに焼かれる機体の中に1機が混ざっている程度である。また何故かガナーザクファントムも殆ど居ない。相性が悪いのだろうか。一方で後に発売されたリマスター版では一般機のザクファントムが描き足されており、数こそ少ないものの指揮官機として前線で戦う場面が増えた。
ピンクザク
ミーア・キャンベルのライブ用に用意された特別仕様のザクウォーリア。武装は取り払われている。全身をピンク色に染め、胴体には「LOVE」の文字が、左肩にはハロの絵が塗装されている。初登場は慰問ライブとしてミーアがディオキア基地に訪れた時で、ハイネ専用グフとディンに守られながら上空より地上へ降り立った。ミーアはピンクザクの手のひらを舞台としてパフォーマンスを行い、基地要員のザフト兵たちを熱狂させた。その後、しばらくは出番が無かったが終盤でミーアが死亡したためかピンクザクも戦闘用に回され、最終決戦の時にはブレイズウィザードを身につけてメサイアから出撃していった。が、何故かリマスター版ではピンクザクが消され、代わりに通常カラーのザクが出撃している。不自然だったからだろうか。
なんと連合vsZ.A.F.T2に参戦。しかし武装はハンドグレネードのみで、ビーム突撃機銃やビームトマホークは装備していない。そのためビンタや回し蹴りで戦う。通常のザクと違って挙動が女っぽく、ハンドグレネードを撒く時の動作はブーケを投げる新婦のようである。戦闘能力に劣るピンクザクであるが彼女(?)の最大の特徴として、特殊格闘で即席ライブを行い、自分の覚醒ゲージを味方機に渡す事が出来る。ライブを行うと地上ではピンクザクが軽快に踊り始め、空中では右手を振りながら左手にミーアを乗せてライブを行う。水中だとミーアが潜水ヘルメットを被るという手の込みよう。そして戦闘BGMをQuiet Night C.E.73に上書きする。
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関連項目
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