ファンタスティック・フォーとは、MARVELのアメリカンコミック(アメコミ)及び登場人物達である。
あらすじ
優秀な頭脳を持つ研究者リード・リチャーズは自家製のロケットで宇宙に向かった際、未知の宇宙放射線により同乗していた、スーザン・ストーム、ジョニー・ストーム、ベン・グリムと共に特殊な能力を身につける。
彼ら4人はこの能力を世界のために使うことを誓い、ファンタスティック・フォーと名乗り日夜活動しているのだ。
概要
史上初のヒーローチームとしてスタン・リーとジャック・カービーによって、1961年に生み出された。
ファンタスティック・フォーが登場するまでヒーローといえば一人で戦うか、もしくはサイドキック(相棒、例えばバットマンに対するロビンやキャプテン・アメリカに対するバッキー等)を連れて戦うのが一般的であった。JSA(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)のようにヒーロー同士で協力してチームを組むことはあったが、日本で言えばスーパー戦隊の様にチームとして活躍するのはファンタスティック・フォーが初めてである。なお通称はFF。
アニメ化、宇宙忍者ゴームズ
1960年代にアメリカでアニメ化されたが、アメコミのアニメ化の例に漏れず、内容は子供向けにコミカルに変革されている。
日本でも放送され、その際にタイトルが「宇宙忍者ゴームズ」と変更されている(当時の日本は今ほど英語に馴染みがなかったため、分かりやすく作品に邦題がついたり大胆に名前が変えられる事が多かった)。
実写化
FOX版2本+リブート1本
2005年に「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」で実写映画化。
2015年には原作設定をリブートした映画「ファンタスティック・フォー」が6月より米国にて公開、日本でも公開された。
MCUへの合流、再リブート
2019年7月にはFOXが持っていた実写化権利の問題がクリアされたため、他のマーベル・コミックス実写化映画が共有する世界観「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」への参戦と再リブートが発表された。
2022年には単独作品に先駆けて『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にてMCUのメインユニバースとは別ユニバースのリード・リチャーズが単独作品に先行して登場した。
2024年2月14日にMCU版の演者と新情報が発表された。2024年7月にはタイトルが『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』になることが発表された。
また、MCUのクロスオーバーお祭り作品である『アベンジャーズ』第5作のメインヴィランを『ファンタスティック・フォー』のメインヴィランの一人である「Dr.ドゥーム」が務めること、および「Dr.ドゥーム」をロバート・ダウニーJrが演じることも発表された。
8月現在、『ファンタスティック・フォー』単独作品は2025年7月25日(金)公開予定となっている。
ゲームへの参戦
ちなみに本シリーズからカプコンの格闘ゲームであるVS.シリーズに参戦しているのはDr.ドゥーム、スーパースクラル、ギャラクタスといったヴィランのみ。今後続編がリリースされる際にはファンタスティック・フォーのメンバーからの参戦を望む声が多いようである。
登場人物
ファンタスティック・フォーのメンバー | |
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ミスター・ファンタスティック |
本名はリード・リチャーズ。地球最高レベルの頭脳の持ち主でありファンタスティック・フォーのリーダー。 |
インビジブル・ウーマン |
自身が透明になれる他、インビジブル・フォースフィールド(透明な力場)を作ることができる。力場の形状は制御が可能(あまり複雑な形状は作れない)で、物理的な防御だけでなく、熱、磁気、放射線、サイコキネシスなど大抵のものを遮断する事が出来る。 |
ヒューマントーチ |
火を自由に操ることができ、"Flame on!"の掛け声で全身を炎で覆い、熱を放射する事で自由に空を飛ぶことが出来る。陽気な性格で友人や恋人も多く、同じマーベルのスパイダーマン、X-MENのアイスマンと仲が良い。というかスパイダーマンアニメ版で登場したファイアスターはジョニーの代わり。またヒューマントーチという名前は2代目で、初代との直接の関係はない。 |
ザ・シング |
能力はマーベルユニバースでも1,2を争う怪力と体が岩石のように固いことだが、全身の表皮が岩石状になっているため異様な姿をしている。体重も非常に重い。 怪物のような見かけとは裏腹に常識人でFFの良心と呼ばれることもしばしば。それゆえ初期は自分の外見に悩む事も多かったが、アリシアとの交際や多くのヒーロー達との交流によって徐々にコンプレックスを克服している。ジョニーとは何かにつけケンカしているが、仲は良い。 ベンの彼女であるアリシア・マスターズは盲目の彫刻家。ギャラクタスのヘラルド、シルバーサーファーが地球側につくきっかけとなった女性である。 宇宙忍者ゴームズでの呼び名はガンロック。 |
ファンタスティック・フォーの協力者 | |
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シルバーサーファー |
星を喰らうもの宇宙魔神ギャラクタスのヘラルド(従者)。ジョー・サトリアーニではない。全身銀色の男性の姿をしている。 元々は惑星ゼン・ラの科学者で名前はノリン・ラッド。ギャラクタスから故郷の星を守るために、引換としてギャラクタスの食料となる星を探す役を引き受けることになった。なるべく生命のいない星を探していたらしい。 その人格は高潔かつ善良で悪魔メフィストから魂を狙われている。地球にギャラクタスが襲来した時、アリシアとの出会いを経て地球人を犠牲にすることを疑問に持ち、ギャラクタスを離反。その後お気に入りのヘラルドを助けたことでギャラクタスとはよりを戻している。 能力はサーフボード状の銀色のボードを介してギャラクタスから分け与えられたコズミック・パワーによるもので、宇宙空間を光速で飛び回る、病気を治すなど様々。 |
ネイモア・ザ・サブマリナー |
江頭。 アトランティスの王子で黄金バットさんとは同郷。戦前はキャプテン・アメリカと協力して枢軸国と戦ったりしていた。 某DCのアクアマンと似たようなキャラだが、あちらと違ってちょっと人類を見下している。 リードとはスーをめぐって恋敵の関係であった。・・・と思ったらX-MENのエマ・フロストにも声をかけていた。ヴィランとヒーローを行ったり来たりしている。奥さんが最近グリーンゴブリンに殺害された。 |
スパイダーマン |
本名ピーター・パーカー。言わずと知れた「あなたの親愛なる隣人」。ファンタスティック・・フォーが拠点としているバクスタービルがニューヨークにあるため、同じニューヨークを活躍の場としているヒーロー同士たびたび協力している。 |
デアデビル |
本名マット・マードック。昼は盲目の弁護士、夜は法で裁けぬ悪を裁くクライムファイター「恐れを知らない男」。 レーダーセンスを除けば普通の人・・・というか身体障害者であるが、戦闘センスは常人のそれを遥かにしのぐ。一時期ファンタスティック・フォーの代理メンバーを務めていた。 |
ヴィラン | |
---|---|
Dr.ドゥーム |
本名ヴィクター・フォン・ドゥーム。東欧の名古屋ラトヴェリア出身。 もともと大学時代にリードと同級生だったが、リードに誤りを指摘された実験が実際に失敗してしまい、顔に傷を負い逆恨みをしている。顔の傷はライターごとに解釈が異なり、二目と見られないぐちょぐちょからちょっとした切り傷まで様々。 どっちにしても真っ赤に焼けた鉄より硬いブリキの仮面を被ったことにより顔はやけただれている。(元の顔はイケメンだったりする。) 「宇宙忍者ゴームズ」では悪魔博士と呼ばれており、なぜか名古屋弁丸出しでしゃべるコミカルなキャラクターになっているが、原作のコミックではワカンダへ侵略したり冷酷なヴィランとして活躍している。(まあサンドイッチ配ったり、オリエンタルカレーのCMに出たりサンタの代理をしたりしているが) 9.11テロではグラウンド・ゼロにたって被害者を悼み涙を流したりしている。故郷ラトヴェリアの王をやっているが、圧政を敷く独裁者だったり実は善政だったりとライターによって差が激しい。 |
ギャラクタス |
宇宙魔神、星を喰らうもの、テッカーメンと二つ名は様々。前の宇宙から生きているコズミック・ビーイングと呼ばれる生命体。 マーベル世界のラスボスといえばわかりやすいかも。(でもインフィニティ・ガントレットには勝てなかったよ・・・)彼が星を食べるのは食欲を満たすためであり、とくに罪悪感を感じているわけではないようである。(最近は反省したらしいが・・・) 近年娘のギャラクタ(galacta)がいることが判明し、地球で宇宙人と戦ったり、学生生活をエンジョイしたりtwitterをやったりしているらしい。美人です。 |
関連動画
関連項目
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