吉田優子とは、漫画およびTVアニメ「まちカドまぞく」に登場するキャラクターである。
いやー昨日は変な概要を見ちゃったなー
私が闇の一族で急にツノ生えて魔法少女を探して倒せなんて…
桜ヶ丘高等学校に通う高校生。どこにでもいる普通の15歳……だったのだが、ある日突如としてとツノとしっぽが生え「まぞく」として覚醒。母曰く吉田家は闇の一族の末裔であり、ツノとしっぽは先祖返りを起こした結果だという。
誕生日は9月28日(原作では5巻に相当)。作者によればこの日は掲載誌で正式に原作の連載が開始した日との事。
優子さん覚醒す
まぞくとして目覚めた朝、母・清子により光の一族との因縁、不運や貧乏暮らしから解放されるには魔法少女を倒す必要がある事を説明される。活動名「シャドウミストレス優子」を母より拝領し、優子はまぞくデビューを果たしたのだ。(長いのでもっぱら「シャミ子」と略される。命名:桃)
ちなみにこの名は正式に受理された(母いわく「暗黒役所」に申請した)らしく、出席簿やテストの答案など公の場でも用いられる様になる。
その後、持ち前の不運と鈍臭さによりダンプカーに轢かれそうになったところを標的の魔法少女である千代田桃に助けられた挙げ句、食べ物まで施されるという完全敗北を喫する。これ以降、優子改めシャミ子は桃を宿敵と見定め、打倒魔法少女を目指し邁進する事となった。
自己紹介できるまぞくになりたい
要領が悪く馬鹿正直ですぐに騙されるが、根が素直で善良であり誰にでも優しい子。偏見も持たず、へっぽこなリリス(ごせんぞ様)も心の底から尊敬しているなど、まぞくであるにも関わらず到底悪い事が出来るような性格ではない。
吉田優子としては、母親の影響からか基本的に誰に対しても敬語で話し、まぞくとして振る舞うときは尊大で悪ぶった口調になるという、2つの言葉遣いを交えて喋るのが特徴である。尤も二重人格とかそういう訳ではなく、あくまでキャラ付けとしてやっている様子。
今明かされる!まぞくのスペック
ツノは頭蓋骨、しっぽは尾てい骨から生えており完全に体の一部となっている。特にしっぽは自由に動かすことができ、感情によって様々な動きをする。
封印の影響で生まれつき体が弱く、実はまぞくになる以前は激しい運動はおろか走る事すら禁じられていた程の虚弱体質であった。まぞく化してからは改善されているが、それでも身体能力は平均的女子高生を大幅に下回っており、体育の成績は1で50m走のタイムはなんと11.2秒。およそ小学1年生男子の平均タイムと同じくらいと言えばどれほど低いか分かるだろうか。尤も、体力については桃直々の修行により少しづつ向上はしている様子である。
また、視力も少し悪く身長も中学生に見間違われる程に低いなど、運動以外の面にも色々と悪影響が出ている。低身長に関しては本人も気にしているらしく、桃に「小さい子」と言われて憤慨したり、「今後「小柄」はNGワードとさせていただく!」と宣言したりしている。封印が解ければ少し伸びると清子から言われていたが、残念な事に呪いではなく単なる遺伝である可能性が高い事が後々判明する……
なお作中では一切触れられていないが、スタイルは悪くなく、特にとある部分だけはすげえたわわに育っている。
運動に比べると勉強はそこそこできるものの、理系が壊滅的で留年の可能性がある程。文系の方も物凄く頑張って70点程度で、お世辞にも学業は優秀とは言えないのが現状である。
頭の回転が悪く忘れっぽいため「おばか」扱いされる事が多く、特に桃には言葉巧みに誘導され都合よく動かされる事がしばしば。
とは言っても「(拳で)峰打ちするから」と言われて「拳の峰打ちはただの裏拳です!!」と異様に鋭いツッコミを返したり、「このような屈辱的なエクスペリエンスは初めてです!」「回覧板デビューしてしまいます!」「宇宙のめくれた部分を見ていました…」「私のしっぽは「まぞく停止ヒモ」ではなーい!!」などなど、全体的に(おばか扱いされてるようにはとても思えないほど)妙に語彙力の高いハイセンスなセリフばかり連発しているので、一般的なおばかとは少し違うだろう。
実際シャミ子は「君は言葉で説明されるより感覚で吸収する方が早い」と評されることもあり、作中で新しい能力を会得した際も早々に使いこなすなど順応性はピカイチ。また、いざという時には機転を利かして状況を打破する場面も多く、総じて本番に強いタイプであると言える。
長年貧乏暮らしをしているためか好き嫌いなどは特になく、多少まずい食べ物でも苦にせず食べられる逞しい胃袋の持ち主。このため桃が作ろうとして失敗したデロデロのハンバーグや、虹色に発光するお手製プロテインも美味しく頂けるなど、今のところ桃の手料理を安全に摂取できる唯一の人物となっている。
しかしバカ舌というわけではないようで、シャミ子の料理は魔法少女たちからも好評である。
趣味としてはSFC辺りの古いゲーム、特にRPGが好きで明らかにドラクエっぽいソフトを持っている。このせいか魔法少女の必殺技をやたら見たがったり、光と闇の二重属性というワードにときめいたりと、ファンタジー的な要素にかなりの憧れを抱いている様子。
ただレトロゲー好きというよりは貧乏のため新しいハードに手を出せていなかっただけらしく、誕生日に白澤店長とリコくんからプレイキャスト2(PS2)と「ボクと魔王」らしきソフトをプレゼントされた際は桃にさえ見せた事が無い顔で狂喜していた。
桃「これで勝ったと思うなよ……」
桃色宿敵魔法少女
片手ダンプの君こと桃色魔法少女。最初は倒す事ばかり考え戦いを挑んでいたものの、そもそも町内規模の新米まぞくであるシャミ子にとって世界を救ったこともある(らしい)桃色魔法少女は荷が重すぎた。挑戦するたびに空回りして失敗した挙げ句「これで勝ったと思うなよー!」と捨て台詞を吐くのがお約束であった。
しかしシャミ子は諦めなかった。おやつで餌付けされ過酷な修行を課せられ料理を練習し、それでも桃に一泡吹かせようと努力し続けた結果、飯炊きまぞくとして宿敵の食生活を支える日々を送る様になったのであった。その結果…
どうしてこうなった。
桃の豹変ばかりが取り沙汰されるものの、シャミ子はシャミ子で危機管理フォームを桃とのペアコーデにしようと企んだり、記念日を覚えておくよう迫ったりと振る舞いがもう完全に面倒くさい彼女のソレとなっている辺り大概である。
シャミ子本人が露出度激高コスチュームを恥ずかしがっているせいかあまり目立たないが、「桃のお腹を執拗に触りたがる」「桃のシーツを本人の目の前で嗅ぐ」「桃の匂いをオカズに白米を食う」等々、(桃にのみ)かなりレベルの高い変態性を発揮している。シャミ子はよこしままぞくなのかな?
頑張れシャミ子!少しずつ能力を増やして、デキるまぞくになるんだ!
物語開始時点ではツノとしっぽが生えただけのポンコツ女子高生に過ぎなかったのだが、物語が進むにつれ訓練や努力により少しずつできることが増えていく様子が描かれている。
まぞくとしての種族的な基本能力はいわゆる「サキュバス」系(作中では「夢魔」とされる)である。
ただ、性格的にも作風的にも、お色気系の技は一切やらない。そもそもかける相手がいないし。
格好だけなら「危機管理フォーム」は変質者レベルのエ口さだが。
エネルギー弾(単行本1巻~)
シャミ子が最初に習得した魔法弾っぽい技。威力は大した事無く。当たればちょっと痛い(「筋肉注射」程度)。そもそもの推力が足りない為、撃ったところでシャミ子2人分ぐらい飛んだ後、自分に帰ってきてしまう。
一発目は桃の飛び道具修行の際、色々心に浮かんだ言葉を叫びまくり、「みんなが仲良くなりますように」と叫んだところで発現した。
二発目はシャミ子がごせんぞ様に体を乗っ取られた時に発動。シャミ子本人が出した時よりも大きい弾が出たが、推力が足りないのは同じで、結局自爆した。
それ以降、この技は使われていない。
危機管理フォーム(単行本1巻~)
シャミ子のまぞくとしてのバトルフォーム。小倉しおんに怪しい漢方薬らしきものを無理矢理飲まされて魔力が上がった時から変身できるようになった。シャミ子の身体能力やまぞく的能力がほんのり上がるので、逃げ出すときとかに便利らしい。
大事なところが守れてないように見えるが、全身を魔力の膜で覆う魔力外装であり、肌面積と防御力はあまり関係ないらしい。デザイン考案はご先祖リリスであり、リリスの正装(?)のアレンジ版でもある。
アニメではご丁寧に変身バンクがある。揺れる。
詳しい内容については「危機管理フォーム」の項目を参照してください。
夢に潜る(単行本1巻~)
いかにも「夢魔」らしい能力。有象無象の深層意識に潜り、記憶を覗き見したり改ざんしたりできるという非常に強力な能力。
さらに、夢の中では自身の認知している物体を(シャミ子の魔力と想像力の範囲内で)自由に生成することもできる。
しかし、シャミ子自身は当初この能力のヤバさに気づけず、桃からは「戦闘センスがない」と言われた。
桃「私なら悪用する方法の100や200、簡単に思いつくよ!」
シャミ子「きさま それでも魔法少女か!!」
夢魔の能力ということで、始祖であるリリスと同じ力(ただし現在封印中のリリスが侵入できるのは直系の子孫のみ)である。物語冒頭でリリスが夢の中でシャミ子に接触してきたのもこの能力の一環。
自分の深層意識にも潜れる為、自分でも忘れていた記憶を掘り起こす事にも使えるが、埋め立てていたトラウマも掘り起こしてしまうリスクもある。
- 基本的に使用者と使用する対象が寝ていないと使えない。
- 潜りやすさは相手のコンディションに左右される。心や体が弱っていると侵入しやすい。
- 使用者と相手の魂の波長が合わないと使用自体が不可能になる事がある。
- 相手の心の防衛機能に遭遇した時も基本的に自力で対処しなければならない。
- 夢の中で死ぬ事は無いが、迷子になった場合、数日間悪夢を見て起きられなくなる事がある。
夢の中なので、現実よりも無茶苦茶が通用する。「危機管理フォーム」も「なんとかの杖」もその他の能力も現実で使うより明らかに高性能になる。夢の中はシャミ子の領域なので強くて当たり前なのだ。
射程距離もかなり長く、川の字で寝てる相手はもとより、自宅から離れた家で寝ている桃に暗示をかける事も可能である。
ジョジョでたとえれば、「射程距離『恋人』並みの『死神13』」と言えば分かる人には分かるだろう。
この能力を使い潜った対象の「心の掃除」をすると後悔や憎しみなどの負の感情を緩和したり消したりすることができる。いわば相手の弱った心につけ込む「洗脳」であり、物語が進むにつれシャミ子は己の強すぎる能力に対して正しく使えているのか疑念を持つことになる。
料理(単行本2巻~)
桃のズボラな食生活を知って、おかーさんに習い始める。
地味ではあるが、結果的に魔法少女を攻略する強力な手段の一つとなった。
詳細はこちらで→シャミ子?今日のご飯何?
「なんとかの杖」(単行本3巻~)
父ヨシュアが使用していた杖で、戦闘跡から発掘し手に入れた。使用者の魔力を掛け算的に倍増させるという。杖自体も「棒状のものなら何にでも変形できる」と神話級の能力。だが肝心の名前を誰も覚えておらず、「なんとかの杖」と呼ばれるようになってしまう。
現在はシャミ子しか扱う事が出来ない便利な杖で、基本的にシャミ子の”さじかげん”で「棒状」と認識している物ならなんでも変形できる。
レパートリーはフォークに始まり、物干しざお、うちわ、スコップ、”完全に育ち切った中華鍋”までその変形範囲は(シャミ子の「棒状」の認識がガバガバなせいで)非常に広い。
ただし、前述の制限があるためシャミ子が棒状であることに疑問を思うと変形ができなくなってしまう。
また、威力の高いモノや強い想像力が必要なものはまぞく的な力の範疇の間に限る。
夢の中では制限がほぼなくなりどんな敵でも一撃で倒せる「ズルイブキ(見た目は巨大フォーク)」や天沼矛(混沌をかき混ぜ固形化する神話上の武器、ただし想像力のせいで”泡立て器”の形状を取った)にも変身することができた。
より詳しい詳細や、今まで変形したものの一覧は「なんとかの杖」の記事を参照してください。
テレパシー(単行本5巻~)
リリスが割と日常的に使ってる能力。とあるピンチの際に会得し以降シャミ子も使えるようになった。
「なんとかの杖」でスピーカー型にすることで音量(聞いた人がスタン状態になる程度)、携帯電話型にすることで通話範囲(現実世界と夢の中の間でも通話可能)の増幅がそれぞれ可能。
心の壁フォーム(単行本5巻~)
「危機管理フォーム」に代わる新しいフォームを考えようとした際に偶然生まれたフォーム。
ホタテのような貝殻の中に引きこもるフォームで、外気すら遮断しかなりの防御力を誇るが、その場を動けなくなる。
携帯電話で通話は可能。
詳しい内容については「危機管理フォーム」の項目を参照してください。
はっ、すみません関連動画のめくれた部分を見ていました…
杏里ちゃん、わたしの関連静画をえっちだと思ってたんですか?
どう思いますか?この関連項目
- まちカドまぞく
- 悪魔
- 夢魔
- これで勝ったと思うなよぉ!!!
- 拳の峰打ちはただの裏拳です!!
- シャミ子が悪いんだよ
- シャミ子?今日のご飯何?
- 千代田桃
- 陽夏木ミカン
- 佐田杏里
- 小倉しおん
- 吉田清子(母)
- 吉田良子(妹)
- 吉田太郎(父)
- リリス(先祖)
- 危機管理フォーム
- なんとかの杖
- 敬語
- トランジスタグラマー
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 千代田桃
- リリス(まちカドまぞく)
- 陽夏木ミカン
- シャミ子が悪いんだよ
- シャミ子?今日のご飯何?
- 佐田杏里
- 小倉しおん
- 危機管理フォーム
- なんとかの杖
- 変身卍句
- リコ(まちカドまぞく)
- マジカル化粧
- まちカドMADぞく
- 日常会話に使えるまちカドまぞくの台詞集
- 那由多誰何
- 吉田良子
- ウガルル(まちカドまぞく)
- 糸電話(まちカドまぞく)
- 肉(まちカドまぞく)
- 千代田桜
- 白澤店長
- 東方街角魔族
- 陽夏木ミカンにスケベな格好をさせろ委員会
- 拳の峰打ちはただの裏拳です!!
- 認知って言い方良くないわ
- 満たされたようね。心のビタミンCが。
- ブドー(まちカドまぞく)
- 吉田清子
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