陽夏木ミカンとは、漫画およびTVアニメ「まちカドまぞく」に登場するキャラクターである。
来てあげたわよ!地面に概要がめりこむまで感謝しなさい!!
多魔市にやってきた助っ人魔法少女。11月3日生まれなさそり座の女でロマンチストのO型。
初登場は2巻から。元々は別の町を守っていた魔法少女であったが、魔力が減退した桃の要請を受け助力にやって来た。
過去のとある事件の影響から「関わった人にささやかな困難が降り注ぐ呪い」にかかっており、心に動揺が走ると周囲の人間を「少し笑えるくらい」のトラブルに巻き込んでしまうという厄介な体質を抱えている。
ミカン自身は明るく華やかな性格をしており、どんな相手にも好意的に振る舞う事のできる女の子。そして真正面から褒められるとちょっとツッケンドンになっちゃうツンデレである。因みにシャミ子に負けず劣らずおっぱいがでかい。
感情表現が豊かな事に加え、オシャレに拘ったり友人たちとグルチャで盛り上がったりと、魔法少女であるものの感性は年頃の女子高生そのもの。何かと極端な桃とは色々と対照的であり、特にシャミ子は魔法少女は変な奴が多いと桃から教えられ、その当人が筋肉面に堕ちており鍛錬を迫ってくるという過酷な状況下にあったためか、ミカンが「普通の女の子」であると判明した時は涙を流して安堵していた。
…実のところ、溌剌とした気の良いお嬢さんという性格は呪いを発動させないため平静を装った姿という部分もあり、本当の彼女は小心者で極度の怖がり。
ホラー映画を観て平常心を鍛えようとしたものの、内容が明らかにB級を下回るZ級映画にも関わらず、呪いの発動を通り越してしめやかに失神してしまった程である。
このため周囲(主に桃やシャミ子)を呪いに巻き込んでしまう事がわりと日常茶飯事となってしまっており、落ち込んだミカンはその度に二人から慰められたり何か良い事を言われたりするものの、それに感動して更に呪いを発動させてしまうという空回りを繰り返している。
ミカン、その愛
実家が加工食品メーカーを営んでおり、主に柑橘類を用いた商品を製造している。ミカン自身も実家の商品をお裾分けをするなど、折に触れて営業して回る孝行娘である。
実家の影響かどうかは定かではないが、彼女自身もまた無類の柑橘好き。
その愛は留まる事を知らず、蜜柑、檸檬、柚子など諸々の柑橘類を持ち歩くのは当たり前。部屋は柑橘系ジュースや柑橘グッズが所狭しと置かれ、買い物に行けばカゴを柑橘系の果物やジュースで埋め尽くし、あまつさえ他人が飲み食いしている物であれ、美味いと確信したならば果汁をブチ込んでくる。戦争だろうが…!
桃ですらこの所業にはほとほと手を焼いており、特にごちそうを目の前にした時は真っ先にミカンの動作を警戒するなど要らぬ心労を背負い込んでしまっている。ミカン自身は良かれと思っての行動だが、そもそも柑橘系の味付けは好き嫌いの分かれるものであるし…
尚、本人は何にでもレモンかける人扱いされるのは不本意であるとの事だが、冷うどんやジュースはともかくBBQ用の肉やソースのかかったタコ焼きにまでブッ込んでいるので説得力は無い。
作中では柑橘テロをかますミカンの手がコマの端々に写っているほど。
魔法少女として
クロスボウを武器とした、遠距離攻撃を主とするスナイパー。魔力や霊脈を辿って対象を把握した上で狙撃するというスタイルであり、射程距離は1km以上にも及び且つ精度も高いと腕は確か。
反面、生来のあがり症故に近距離ではノーコンと化してしまい、まともに当たらなくなってしまう。これにはご先祖も「普通逆ではないか…?」ツッコんでいた。
また作中では未だ披露していないが「サンライズアロー」という必殺技を持っている他、標的に魔力のビーコンを取り付け、逃げ回って疲れた相手に誘導弾をぶちこむこともできるとのこと。
更にはスマホアプリ『きららファンタジア』においてさそり座方面の衛星軌道上に待機させた9本の毒矢を投下し爆撃する「スコーピオンアロー」という最高威力技の存在も語られるなど、全体的に魔法少女らしからぬ殺意の高い技の数々を持つ。スコーピオンアローは、後に原作番外編でサンライズアローと共に使用。
また、ゴキブリGちゃん退治レベルの簡単な魔法矢なら変身なしでも撃てるようだ。
まぞく退治を使命とする魔法少女の中では比較的穏健派な部類。シャミ子と初めて遭遇した際も「こんな弱そうな子しばかないわよ!」と、まあまあ酷い言い方をしながらもシャミ子を慮りフォローするという優しさを見せた。これ以降シャミ子以外のまぞくとも関わりを持つ様になるのだが、あからさまに敵愾心を抱く事も無く基本好意的に接している。
逆に言うならば明確に障害と認識した相手には容赦しないという事でもあり、現に作中ではターゲットを目の前にして「桃!殺(と)れるけどどうする?」と剣呑なやり取りをするなど、戦士としての一面を見せている。
ミカエルちゃん
魔法少女のナビゲーター役としてミカンが飼っているカエル。頭から蜜柑の葉が生えているのが特徴。
一見すると蜜柑色した小さくて可愛らしい奴なのだが、実はモウドクフキヤガエルという種類の恐ろしいカエル。その名の通り非常に強い毒素(人への致死量0.1~0.3mg程)を持つ超危険なカエルであり、ミカン曰く触ると死ぬ。このため、ミカン自身も直接触れないよう木の枝の先に乗っけて接している。
現地ではこれまた名前通り吹き矢にカエルの毒が塗られ、狩りに用いられていた。ミカンもまた本気の攻撃をする際にはミカエルちゃんを矢尻に変身させて射出するという。
……確定ではないが、名前からするに前述の必殺技はこの当たると死ぬ矢である可能性が高い。
サンライズアロー!(相手は死ぬ)
メタ子と同じく魔法少女のナビゲーターとしてはベテランであり個性を会得しているらしいのだが、生態が生態のせいか出番が極端に少なくまともにセリフを喋った事すらない不遇なキャラクターでもある(更に言うと初登場シーン自体が単行本のオマケページであり、連載で追う読者には碌な説明が無い状態のままという)。一応、顔見せした際には「ちわっすー」と挨拶だけしており、明るい性格である事が窺える。
呪いの起源と正体
(ウガルル)
元々は実家の経営が傾いた際、状況を打開するためミカンの父親が闇の儀式に手をつけたのが原因。
「工場と家族を守る」事を目的として執り行われたそれは確かに悪魔を喚び出す事に成功したのだが、悪魔は「ミカンを困らせたものを無制限に破壊する」という歪んだ形で願いを成就させてしまった。
当初は巻き込んだ者に怪我を負わせてしまう程の危険な呪いであったが、桜の手により悪魔は沈静化し、呪いもどうにか「関わった人にささやかな困難が降り注ぐ」レベルにまで緩和するという結果と相成った(おかげでコレ以降、桃が砂漠を横断したり突如バニーガールのコスになったりという憂き目に遭う事になるのだがそれはまた別の話)。
その正体はウガルルというメソポタミアの怪物…を模した存在。
実のところ、元々は家を守護するガーゴイルの様な物であり悪意は持っていなかったのだが、儀式の作法が不完全であった(歪な魔法陣、脆弱な依代、レモンのかかった唐揚げというお供え)所為でまともな意思疎通ができず、「宿主であるミカンが動揺したら攻撃する」というルーチンで固定されてしまっていた。
図らずも呪いの元凶となってしまっていたが、ミカンの夢に入り込んだシャミ子・桃の尽力により、意思疎通に成功。自分の行いが本来守るべき対象であるミカンに迷惑をかけていたことを理解する。そのまま役目を失って消えるところを、桃の説得(?)とミカンの「もう一度やり直しなさい」という命令を受けて再起する事に。
この後、シャミ子たちは小倉のアドバイスを受けながら人脈を総動員し、偶然にも助けられつつ外界で活動するための依代をなんとか作成、憑依させることに成功。
晴れてウガルルはミカンの家族として再出発する事となった。
ちなみに呪いが強力だったのはミカンの魔力を糧にして成長し、力をつけてしまったためである。
またリリス曰く、魔力を以て魂的なものを育んだならそれは魂のママ。
つまりウガルルは確固たるミカンの子供。
詳細はこちら → ウガルル(まちカドまぞく)
急にいい関連動画向けられても何も出ないわよ!!
私もうちょっと前向きな関連静画がいいわ!?
関連項目とは…?私そろそろこの記事からエスケープ予定ですけど!?
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 吉田優子
- 千代田桃
- リリス(まちカドまぞく)
- シャミ子が悪いんだよ
- シャミ子?今日のご飯何?
- 佐田杏里
- 小倉しおん
- 危機管理フォーム
- なんとかの杖
- 変身卍句
- リコ(まちカドまぞく)
- マジカル化粧
- まちカドMADぞく
- 日常会話に使えるまちカドまぞくの台詞集
- 那由多誰何
- 吉田良子
- ウガルル(まちカドまぞく)
- 糸電話(まちカドまぞく)
- 肉(まちカドまぞく)
- 千代田桜
- 白澤店長
- 東方街角魔族
- 陽夏木ミカンにスケベな格好をさせろ委員会
- 拳の峰打ちはただの裏拳です!!
- 認知って言い方良くないわ
- 満たされたようね。心のビタミンCが。
- ブドー(まちカドまぞく)
- 吉田清子
▶もっと見る
- 332
- 0pt