ことわざ > 三度目の正直
概要
「物事を行う時、努力や実力が成果に反映されるのは3度目の試行である」あるいは、「3度目に成功してはじめてまぐれではない」という教え。
前者は最初に上手く出来ないからと行って諦めずやりつづけよという意味合いになる。なお、トーマス・エジソンは長く点灯する白熱電球のフィラメントの材料を探し当てるのに、6000種類もの材料を炭化させて実験を行い (中には友人のひげなどの「それは無理やろ」というものもあったようだが) 、偶然机の上にあった竹の扇子を試してみたら200時間灯ったのを契機に、世界中に20人も派遣してこれまた1200種類の竹からどれがいいかと試行している。こうなると「7200回目の正直」である。
後者はまぐれ当たりではない、ということを示せるようにせよということで、いわゆる再現可能性などのはなしにもつながる。同一条件で同一手法によって行われる場合に結果がかならず一致する場合、再現可能性があるといえ、法則として説明できる。
またアメリカ英語では「Third time's the charm」、イギリス英語では「Third time lucky」という類似表現がある。なお日英共に「3」という数字には実際は意味は無いらしく、「繰り返しやりつづけよ、そうすればうまくいく」という意味合いであるとか。確かにエジソンみたいに2400倍も試行をやっている者もいるし。
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