イクナグンニスススズ(Ycnagnnisssz)とは、クラーク・アシュトン・スミスが創造した神性である。
概要
今日ではクトゥルー神話の神々の一柱に数えられる存在である。
生きている惑星Zothから生まれた存在とされており、或いはZothの化身のようなものであるのかも知れない。後にツァトゥグアの母親となるズスティルゼムグニを単独で生み落としている。つまりツァトゥグアの母方の祖父にして祖母。
詳細は不明であるが、かつてアザトースやウボ=サスラ率いる旧支配者たちと衝突し、戦いを経て、旧支配者たちの一員となったとも云われている。
スミスの神性は、かなり遊んでいる・・・もとい、ややこしい名前のものが多いが、その中でも特に発音し辛い存在である。どう見ても、この名前、ギャグだろう・・・
アザトース(Azathoth)に負けないほど古い存在である外なる者。
イクナグンニスススズの姿は黒くて膿んだ可塑性の塊で、ウボ=サスラのように噴出や破裂を繰り返している。その姿を見続けることは困難で、顔なんて見た日には目が潰れてしまうかもしれない。それほどに汚らわしく、正気を犠牲にしなければ姿を見つめることはできないと言われている。ましてや触ろうなんて……考えたくもない。
たまに少量の溶岩のような落し子を吐き出しているという。その落し子は粘つき湧きたっているだけで、特に人に害を与えることなく、イクナグンニスススズがいる間だけ存在している。ただ星の位置によってはその限りではないだろう。
人間で崇拝しているという話は聞かないが、どこかで異形のものたちによって崇拝されているかもしれない。
関連作品:『The Family Tree of the Gods』-Clark Ashton Smith
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