メルド単語

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メルド
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Meldとは、「混合させる」という意味を持つ英単である。

本項では、この単名とする1952年生まれの競走馬メルドについて詳述する。
1955年に史上8頭イギリス牝馬三冠を達成した。

概要

Alycidon、Daily DoubleFair Trialという血統。

アリシドンは1949年英国距離三冠(アスコットゴールドカップグッドウッドカップジョッキークラブカップ)を全勝し、「距離戦でこのを負かすことは不可能である」とまで言われた名ステイヤーである。

デイリーダブルは4勝を挙げたものの大競走の勝ちはないが、その伯父にこれまたアスコットゴールドカップを勝った名ステイヤーのプリシピテイション、叔父コロネーションカップを勝ったパーシャンガルフがいるというスタミナ牝系の出身。フェアトライアルは怪がちだったがマイル戦の伝統のレースであるクイーンアンSを制している。割とマイルから長距離まで融通が利きそうな血統である。

を管理したのはプリシピテイションを管理したセシルボイド=ロックフォー調教師で、2歳のい時期から評判を集めていたが、負傷のためデビューが2ヶほど遅れ、デビュー9月となった。

競走成績

2歳時は2戦に6ハロン未勝利戦で初勝利を挙げたのみで休養に入った。しかし2戦から手綱を執っていたハリーカー騎手はこの時点で、オークスでも上位争いが出来る器であると考えていたという。

格下相手にあまりレースをさせたくないというオーナーサイドの意向があったらしく、3歳初戦はいきなり1000ギニーとなった。2歳に未勝利勝ちを挙げてからのぶっつけだったが、素質が評価されて前戦の勝ちを相手に単勝3.75倍の1番人気に支持された。そしてその人気に応え、出負けを徐々にリカバリーすると2着に2身差を付けて勝利を収めた。

続くオークスでは1番人気ではあったものの、未勝利勝ちが6ハロンだったことや、ニューマーケット競馬場しか経験していなかったことなどから「メルドはスピードが勝りすぎて、12ハロンをこなせるスタミナがあるか怪しい」という見方もあった。しかしスタートから好位でレースを進めると4一気に抜け出し、後にヨークシャーオークス勝利するアークロイヤルを6身後方にちぎり捨てて圧勝した。レース後の記念撮でもメルドの息はまるで乱れていなかったという。

その後、3歳限定のマイル戦であるコロネーションSに出走。前年の最優秀2歳グロリアニッキーを抑えて単勝1.44倍の支持を集めると、同に5身差を付けて勝した。

かしこの後、当時のイギリスで流行していた喉の病気患してしまい、本は咳き込むようになってしまった。感染症のためにまともに調教が出来ないながらもセントレジャーには出走したが、レースでも咳は治まっていなかった。それでも追い込んできたヌクレウスを進路を一塞ぐ格好になりながら辛くも抑えて勝利し、サンチャリオット以来13年ぶり8頭牝馬三冠を達成した。

レースに高熱を出して48時間にわたって寝込むなどの体調不良が続いたことから、これ以上は厳しいということで、メルドはこれを最後に引退した。通算成績は6戦5勝2着1回で、当時のイギリス調教の最高記録となる4万3051ポンドの獲得賞記録し、3歳フリーハンデでもダービー3着やキングジョージVI世&クイーンエリザベスS2着を記録したアクロポリスなどのを抑えて133ポンドで1位となった。なお、ボイド=ロックフォート師は本セントレジャー勝利により、イギリス史上初となる総獲得賞100万ポンえの調教師となった。

繁殖成績

メルドは繁殖牝馬としても良好な成績を残し、6頭の産駒が勝ち上がった。その中でも最高の競走成績を残したのは5番シャーロットタウンで、同英ダービーコロネーションカップなどを勝利した。これにより、メルドは史上6頭の「英ダービーとなった英オークス」という栄誉を得た。また繁殖成績では、4番のメレイが不出走ながらニュージーランド種牡馬として成功し、リーディングサイアーを2回獲得している。

1983年、31歳という高齢で死亡牝系子孫は後に日本に輸入された*インタグリオ牝系内外で広がっており、海外ではGI5勝を挙げたラモンティ内では愛知杯および現在京都金杯に当たる金杯(西)を勝ったホワイトアローが出ている。現在でも内外ともにこ牝系は維持されている。

血統表

Alycidon
1945 栗毛
Donatello
1934 栗毛
Blenheim Blandford
Malva
Delleana Clarissimus
Duccia di Buoninsegna
Aurora
1936 栗毛
Hyperion Gainsborough
Selene
Rose Red Swynford
Marchetta
Daily Double
1943 鹿毛
FNo.2-i
Fair Trial
1932 栗毛
Fairway Phalaris
Scapa Flow
Lady Juror Son-in-Law
Lady Josephine
Doubleton
1938 鹿毛
Bahram Blandford
Friar's Daughter
Double Life Bachelor's Double
Saint Joan
競走馬の4代血統表

クロスBlandford 4×4(12.5%)、Swynford 4×5×5(12.5%)、Chaucer 5×5(6.25%)

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