恋のカーニバル(原題:Carnival)とは、セルジオ・メンデスの楽曲である。作曲:モライス・モレイラ、アベル・シルヴァ。
概要
1983年にメンデスがリリースしたアルバム「愛をもう一度」のナンバー。メンデスは60年代にブラジル'66を結成して、「マシュ・ケ・ナダ」などボサノヴァの楽曲を多数ヒットした。70年代に一時人気が衰えるものの、本曲が収録されているアルバムのタイトル曲「愛をもう一度」を大ヒットさせてカムバックした。
ボサノヴァの曲が多いメンデスの楽曲にしては珍しく、理屈抜きに陽気で明るいこの曲は、翌1984年に日本の吹奏楽CD「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」で岩井直溥が吹奏楽に編曲して、ブラスバンドでも演奏されるようになった。
パーティグラ・パレード
が、日本でこの曲を一躍有名にしたのは、東京ディズニーランドで開催された「ディズニー・パーティグラ・パレード」である。元々はにカリフォルニアアナハイムのディズニーランドのパレードであったが、東京ディズニーランドにフロート(パレードで使われる山車)を貸し、1991年から2年間TDLの昼間のパレードとして親しまれた。ちなみに、東京ディズニーランドのパレードで、途中でフロートが止まるゲストが振付で参加するショーモードになったのはこれが初である。
本曲はこのパレードのテーマ曲に使われ、賑やかなサンバのメロディーに合わせて、巨大なミッキー達のバルーンを乗せて飾り付けたフロートときらびやかなダンサーのパレードが目を引くものとなっている。
パレード終了から10年後の2003年には、TDL20周年をお祝いするスペシャルイベント・東京ディズニーランド20thアニバーサリーのキャッスルショー「リメンバー・ザ・ドリーム」(過去の人気ショー・パレードをメドレーで送る期間限定ショー)で、当時の衣装と振付のまま再登場する。それから更に15年後の2018年からは、アドベンチャーランドのシアター・オーリンズで開催されているショー「レッツ・パーティグラ!」では、ショーの中盤にゲストが踊りに参加する楽曲としてまさかの復活を果たした。ショーのタイトルからパーティグラ・パレードを連想したゲストも多かったものの、このサプライズは多くのゲストを喜ばせた。
関連動画
リメンバー・ザ・ドリーム(左)は7:40、レッツ・パーティグラ!(右)18:27はから。
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