油冷とは、エンジンの冷却方式で、主にエンジンオイルを積極的に使って冷却する方式である。定義的には、空冷と見做される場合がある。
概要
油冷の中でも特にスズキのSACS(Suzuki Advanced Cooling System)が有名。このシステムは、エンジン内にオイルの噴射装置が装備されており、勢い良くエンジンオイルを当てることで効率良くエンジンの冷却を可能とする。
スズキでは主にジェベルなどの単気筒エンジン搭載車で採用していたが、排気ガス規制をクリアすることがきついので現在生産は終了している。バンディット1200およびGSX1400がスズキにおける最後の油冷車となった。
(バンディットに関しては、搭載エンジンが水冷1250ccエンジンに切り替えられ、現在でも生産が続けられている。)
現在では韓国・ヒョースン製オートバイのV型2気筒および単気筒エンジンの一部で、空油冷エンジンとして生産が続けられている。
主な油冷採用車種
スズキ
ヒョースン
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関連項目
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