諫早駅とは、長崎県諫早市にあるJR九州・長崎本線、大村線および島原鉄道の駅である。
概要
JRが3面4線(相対式2面2線+島式1面2線)、島原鉄道が1面1線の地上駅である。長崎県内では長崎駅に次いで利用客が多い。駅舎側から数えて0~4番線となっており、0番線が島原鉄道、1番線が長崎本線・長崎方面、4番線が長崎本線・肥前山口、大村線・早岐、佐世保方面、2・3番線が待避線となっている。もともと2番線は存在していなかったが、民営化後に設置されたため、他のホームとくらべて、短くなっている。
駅舎は2018年8月に完成した橋上駅舎である。新幹線開通を前に建て替えられたもの。長い間1934年(昭和9年)に完成した洋館風の駅舎があり、1990年代に外観が塗り直されたこと以外は特に変化していなかった。なお、当時の駅舎は東側にあったため、西側へは地下道を通る必要があった。
2022年9月23日に開通した西九州新幹線の駅が設置されている。こちらは相対式2面2線。
新幹線ホームが珍しく地上にあるが、これは西九州新幹線がスーパー特急→フリーゲージトレインとして計画されていた時期は武雄温泉駅〜諫早駅間のみ新線を建設し、諌早駅〜長崎駅間は比較的高規格な在来線を通す予定であったことから、在来線に車両が移動しやすいようにと地上に置かれたものである(諫早駅〜長崎駅間も新線に変更されたため、建て替え後の駅舎が単純な橋上駅舎で済んだこと以外は無意味と化しているが)。
駅前後にカーブが存在し、通過しても速度制限を受けることや、元々全特急列車が停車していたこともあり、営業運転としては中間駅で唯一全列車が停車している。ただし、長崎駅と大村車両管理室との間の回送列車については当駅を通過しており、通過自体は可能になっている。
諫早市役所がある諫早市の中心部は少し離れた場所にあり、島原鉄道で隣の本諫早駅に行くかバスを利用することになる。歩いても20分程度で到着できる。
バスについては2022年5月16日から駅舎に併設したバスターミナルから発着する。元々は少し離れた場所にある長崎県営バスの諫早ターミナルから出ていたが、老朽化やバリアフリー未対応なこと、駅から離れた場所にあると言う問題から、新幹線工事をきっかけに移転することになった。
島鉄バスもこちらから出ているが、2007年までは諫早ターミナルホテルに併設したバスターミナルがあった。
隣の駅
隣の駅(下り方面) | 当駅 | 隣の駅(上り方面) | |
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■長崎本線 ■普通 | 西諫早駅 | 諫早駅 | 東諫早駅 |
■長崎本線・大村線 ■快速 | 大村駅 | ||
■長崎本線・大村線 ■区間快速 | 喜々津駅 | ||
■大村線 ■普通 | (西諫早駅) | 岩松駅 | |
西九州新幹線 | 長崎駅 | 新大村駅 | |
島原鉄道 | 本諫早駅 | - |
関連動画
関連項目
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