『EATRIGHT 4 YOUR TYPE』っていう、血液型別の正しい食事方に関する本がアメリカでベストセラーになったことがあるんだが、この本のタイトルをそのまんま訳すと「正しい四つのあなたのタイプを食べる」っていう支離滅裂な文章になる。 だけど、この「4(Four)」が「For」に掛かっていることに気付けば、本当のタイトルがずばり『タイプ別の正しい食事法』なんだっていうことが分かる。大抵の人は勿論一発でタイトルの意図を理解して、4 your typeがABO式における四つの血液型を指してることにも気付くと、上手い言い回しだなって感心したらしい。 何が言いたいかっていうと、掛詞にするために敢えて文法上間違った表現をしたり、同じ発音の違う単語に入れ替えるなんてことはあっちでも日常茶飯事だってこと。 掛詞やジョークにするための『わざと間違った表現』までEngrish呼ばわりする人たちは、あっちでも痛い人認定されてるよ。声が大きいから多数派のように勘違いされがちだけど。