サニートラックとは、日産自動車が販売していたサニーベースの小型ボンネットトラックである。
通称「サニトラ」
概要
1967年にサニーのトラック仕様として販売開始した。
搭載されるエンジンはOHVのくせに改造次第では10,000rpm以上とやたら高回転まで回るA型エンジンであり、2代目以降はわりと最近の1994年まで大幅な変更もなく販売された事からチューニングのベースとして人気が高い。
初代B20型(1967年~1971年)
1967年2月にダットサン・サニー(B10型)をベースに販売開始、1000ccのA10型エンジンを搭載していた。
2代目(1971年~1994年)
前期型 B120型(1971年~1977年)
1971年2月に販売開始、B110型サニーがベースとなる。エンジンは1200ccのA12に変更され、組み合わされる
トランスミッションは4MTフロアとコラムの3MTから選べた。グレードはスタンダードとデラックスの2つ
1972年に南アフリカでバッキー1400として製造開始。こちらは1400ccのA14を搭載していた
1973年4月にロングボデー(GB110)が追加。こちらのグレードはデラックスのみであった。
中期型 B121型(1977年~1989年)
マイナーチェンジ。外装がフロントグリルがB110型サニークーペの色違いに、ボディ側面の車名エンブレムが変更。インテリアの色が茶色に統一され、メーターがB110型サニークーペ前期用の丸型となった。
1985年1月に車名がダットサンからニッサンに変更
1986年11月にフロントガラスに合わせガラスを採用。駐車灯が廃止される。
後期型 B122型(1989年~1994年)
マイナーチェンジ。エンジンが改良され三元触媒が採用、フロントブレーキがディスクとなった。
外観はヘッドライトが角目となり、グリルも変更。
内装はシート生地が変更され、インテリアの色がグレーに統一された。
1994年3月、バネットトラックと車種統合され、日本での販売終了。
しかし南アフリカのバッキー1400は2008年9月まで生産が続けられた。
こちらは生産終了後NP200に後継を譲る。
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