蓮田市五郎とは幕末の水戸藩士。桜田門外の変に関与した桜田十八士の一人である。
概要
天保4年(1833年)、町方同心・蓮田栄助の子として生まれる。諱は正実。幼くして父を亡くし、内職で貧困生活をしのぎながら勉学や剣術修行に励んだ。
安政2年(1855年)、水戸藩に小吏として出仕し、後に大老襲撃の同志となる斉藤監物と知り合う。
安政の大獄に反発し、金子孫二郎や高橋多一郎の井伊直弼暗殺計画に参画。。3月3日の襲撃に加わり、肩や肘に負傷しながら同志の斉藤監物、黒沢忠三郎、佐野竹之介らと老中・脇坂安宅の龍野藩上屋敷に自訴した。同日熊本藩に身柄を預けられ幕府の詮議を受ける。その後膳所藩、三日市藩に預けられた後、文久2年(1861年)7月26日、伝馬町にて処刑。享年29。贈従五位。蓮田の遺品として、襲撃の様子を描いた「桜田事変図」や、母や姉に宛てた遺書が残っている。
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