ヒエロニムスとは実在する人物であり、ここではキリスト教に対して多大な貢献を果たした聖人について解説する。
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当人物を語る上で最も偉大なる業績として、ウルガータ訳の聖書を編纂したということが挙げられる。
ウルガータ(羅:Vulgata)とは、ラテン語で「普及した(版)」という意味であり、20世紀の第2バチカン公会議にいたるまでカトリックのスタンダードであり続けた。
略歴は以下の年表のとおり。
年 | 事柄 |
---|---|
347年 | ダルマチアにて生を受ける。 |
???年 | ローマに留学し、ギリシア語を習得する。 |
373年 | アンティオキアにて重病にかかり、その病床にて啓示を受ける。 |
378年 | 叙階し、コンスタンティノポリスにてナジアンゾスのグレゴリオスと知り合う。 |
382年 | 当時のローマ教皇ダマスス1世に重用される。 |
384年 | ダマスス1世の死去にともない、聖地エルサレムなどで生活を送るようになる |
386年 | 聖女パウラらとベツレヘムにて聖パウラ男子修道院の指導にあたる。 |
405年 | 著述のかたわらで続けてきた聖書の翻訳が完了。のちのウルガータ訳である。 |
420年 | ベツレヘムにてこの世を去る。 |
最大の業績であるウルガータ訳聖書を著したということもあり、扱える言語が多岐にわたっている。
初期のローマ留学時にはギリシア語、啓示を受けたのちにシリアで隠遁生活を行いながらヘブライ語を学んでいる。
ウルガータ訳はラテン語であるため当然ながらラテン語を習得しており、翻訳元である旧約聖書の原典はヘブライ語およびアラム語から翻訳を行っている。
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最終更新:2024/05/28(火) 12:00
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