マレリ(株)とは、埼玉県さいたま市北区日進町2-1917に本社を構える自動車部品メーカーである。
2018年10月、日本の自動車部品メーカーのひとつである「カルソニックカンセイ」と、イタリアの自動車部品メーカーのひとつである「マニエッティ・マレリ」が合併した。
その後、2019年10月に企業名・ブランドを「マレリ」に一本化する予定。
帳簿上ではフィアット・クライスラーグループがマニエッティ・マレリの株式をカルソニック側に売却した扱いになっており、カルソニック側が事実上の存続企業という形であるが、ブランドはカルソニック消滅でマニエッティ・マレリ側が生き残る形となり、カルソニック側の完全勝利とはならなかった。
マニエッティ・マレリは1891年にイタリア人のエルコレ・マレリ氏が自動車の電装品を製造販売する個人事業として発足したのが始まり。マニエッティ・マレリという一企業として発足したのは1919年でそれが同社の創業年とされている。
マニエッティ(magneti)とはイタリア語で磁石を意味する語であり、永久磁石を用いた内燃機関用の点火装置である「マグネトー」のことを指していると思われる。
世界的には、日本の「デンソー」、ドイツの「ボッシュ」等と並ぶ自動車部品大手のひとつ。
カルソニックカンセイは1938年に「日本ラヂヱーター製造」として発足。その名のとおり、水冷エンジンの重要パーツであるラジエーターの製造を主とする企業であった。その後日産自動車と手を組み日産グループに対して全面的に自動車部品を供給するようになり蜜月の関係と化した。1988年に社名をカルソニックに変更。
2000年、カルソニックとカンセイが合併しカルソニックカンセイに。カンセイとは1956年に発足した「関東精機」がその始まりで、日産グループ傘下の自動車部品メーカーであった。関西学院大学とは全くの無関係。
しかし、2017年にアメリカのハゲタカファンドのひとつである「コールバーグ・クラビス・ロバーツ」によって株式公開買付が始まり、カルソニックカンセイは日産グループから離脱。帳簿的に離脱したとはいえど、これまで通り日産グループに対し部品供給を続ける等一定の関係は保っている。
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最終更新:2024/05/22(水) 12:00
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