ミ・ナーラとは、奈良県奈良市二条大路南1-3-1にあるショッピングモールである。
ミ・ナーラのルーツは奈良そごう・イトーヨーカドー奈良店にまで遡る。
1989年10月、奈良時代の皇族のひとりであった「長屋王」(西暦676年~729年)の邸宅跡に奈良そごうがオープンした。計画当初では地下2階・地上11階の奈良県にしては類を見ない巨大デパートとなるはずだったが、建物建設時の発掘調査で多数の発掘物(主に木簡)が出現、つまり事実上の遺跡だったことから計画変更が行われ、地上階は7階に減築され、遺跡保護の観点からデパートでありながら地下階が存在しないという珍しい構造に変わった。
しかし、開店時の過剰投資・駅前立地ではなかった・1992年に行われた近隣ライバルの「近鉄百貨店奈良店」の増床が祟り、そして2000年に発生したそごう本社の経営破綻で奈良そごうは黒字経営だったにもかかわらず存続対象から外れ、2000年大晦日に完全閉店した。
奈良そごう閉店後、三越・大塚家具が共同で進出を表明するも2001年に撤回。そしてようやく2003年7月、イトーヨーカドー奈良店として再出発した。開店当初はイケイケドンドンで奈良県内最強のショッピングモールであったが、2000年代後半のライバルの増加(2004年:イオンモール橿原・アピタ大和郡山店、2005年:アピタタウンけいはんな、2006年:イオンモール奈良登美ヶ丘、2007年:イオンモール高の原、2010年:イオンモール大和郡山)に伴い激しい競争の波に晒されることになる。
2015年、セブン&アイホールディングスは不採算店の統廃合を実施すると表明。そして2017年9月完全閉店・投資ファンドへ土地建物を売却した。
2017年、イトーヨーカドー奈良店閉店後の計画として「奈良平城プラザ」(仮称)の説明会を開催。
2018年3月、公募によりミ・ナーラの屋号名が付けられることになった。そして同年4月正式にオープン。
階 | 主な施設 |
7 | 閉鎖[1] |
6 | ラウンドワン・バーベキュー場 |
5 | ラウンドワン・奈良市美術館 |
4 | モンベル・エディオン・島村楽器・奈良金魚ミュージアム |
3 | しまむら・セリア・宮脇書店・トイザらス・西松屋・手芸センタードリーム・保育園 |
2 | マックハウス・眼鏡市場・ナフコ・バラエティ101・マライカバザール |
1 | ロピア・スギ薬局・フードコート・ハニーズ・ワイモバイル |
先述のとおり過去2回も閉店に追い込まれていることから、県民の間では「長屋王の呪い」なのでは?という声が度々聞かれている。開業当初から核テナントとして入居していたイオングループのスーパーマーケット「光洋」が2021年1月に早々と撤退したほか、7階のホテルもなくなる(これはコロナによりインバウンド客が吹っ飛んだせいだが)等早速不穏な空気が立ち込めている。
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最終更新:2024/05/31(金) 06:00
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