光戦隊マスクマンとは、1987年から1988年まで放映されたスーパー戦隊シリーズ第11作目である。
「地底帝国チューブ」の存在、そして地上侵攻を察した姿三十郎。彼はチューブに対抗すべく、「姿レーシングチーム」に五人の若者をスカウトする。彼らこそ、チューブに対抗できる「オーラパワー」の素質を持った、光戦隊マスクマンであった。
シリーズお馴染みの巨大ロボとしてグレートファイブが存在する他、フラッシュマンに引き続き2号ロボであるギャラクシーロボが登場。番組後半は主にギャラクシーロボで戦うことになる。
また、今作のメンバーは全員が一般人であるが、フラッシュマンと同じく苗字が存在しない。
レッドマスクことタケルと、チューブ幹部であるイアル姫(美緒)は元恋人同士という設定で、スーパー戦隊版ロミオとジュリエットと呼ばれた。その恋愛要素を前面に押し出したストーリー展開は、後の鳥人戦隊ジェットマンに影響を与えることになるがそれはまた別の話。
そして今作のもう一つの特徴として、デンジマン以降続いていた「科学・SF的な力で敵組織に対抗する」ではなく、人間が誰でも持っている「オーラパワー」という気攻で戦う戦隊ということが挙げられる。そのためか、マスクマンのパワーアップはアイテム追加ではなく修行によってなされるものとして描写された。
前半戦の主力ロボとして活躍することになるグレートファイブはシリーズ初となる5体合体ロボとして登場。 これまでの戦隊ロボは多くても最大で3体のメカが合体する形式になっていたが、5体合体が採用されたことによって、今作では当時のロボアニメさながらのよりダイナミックな巨大戦が繰り広げられていた。
また、第三十九話のみの登場ではあるが、シリーズ初の六人目の戦士・X1マスクが登場するなど、現在ではお馴染みの追加戦士(殉職等での交代を除く)が初登場したことも新しい要素と言えるだろう。
作品が古いことに加えて、他のスーパー戦隊シリーズと同様に本編映像を使用すると地底に葬り去られやすいため、BGMがマスクマンで映像は他作品というものが多く、マスクマン自体の映像を使用した動画・MADはほとんど見られない。
ニコニコ動画誕生以前においては、姿長官が座禅を組んでいるシーンや気功という題材が宗教っぽさを漂わせていたせいか某団体事件の際、勧誘ビデオの映像と主題歌を組み合わせたMADが作られることになった。
2012年12月1日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて劇場版のみ公式配信が行われている。
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最終更新:2024/05/13(月) 23:00
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