4世紀後半に作られたと考えられている。円墳であり、史跡に指定もされていない・・・など、マイナーな存在であった。
しかし、2023年1月、奈良市教育委員会と橿原考古学研究所は、この古墳から前例のない盾形銅鏡と蛇行剣が発掘されたと発表し、いずれも国宝級であることが公表された。日本史の教科書には将来的には載る受験生泣かせ。
盾形銅鏡は文字通り盾の形をした銅鏡であり、このような銅鏡は前例がなく、また当時としては最高レベルの金属加工技術であり、この古墳の被葬者の地位の高さがうかがえるものである。
蛇行剣は、ちょうど西洋のフランベルジュのような形をした鉄剣で、残念ながら日本刀ではないものの、稲荷山古墳出土鉄剣や江田船山古墳出土鉄刀などよりも古く、2m37cmとかなり大きな鉄剣であり、こちらも大発見であると言える。
2024年3月、更に銅鏡や竪櫛の発見、蛇行剣の全容が明らか(刀と剣の構造を併せ持つ特殊構造。黒漆一部使用の把、ホオノキの鞘、石突らの装着)となった。
蛇行剣は橿原考古学研究所附属博物館で期間限定(3月30日~4月7日迄)特別公開された。
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最終更新:2024/06/01(土) 08:00
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