立野駅とは、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあるJR九州・南阿蘇鉄道の駅である。
南阿蘇村立野地区にある、JR九州豊肥本線・南阿蘇鉄道高森線の駅である。阿蘇外輪山の谷間に位置しており、スイッチバック構造の駅として知られている。また、高森線の起点駅であり、南阿蘇地域の玄関口となっている。
駅名となっている「立野」は阿蘇の神話に由来する。阿蘇を開拓したとされる健磐龍命(たけいわたつのみこと)はカルデラに溜まった水を抜くために外輪山を蹴り破った。その際力余って尻もちをついて「もう立てぬ」と言ったとされており、それが訛って地名になり駅名となった。
なお、2016年に発生した熊本地震の被害を受けて長らく営業休止に追い込まれたが、JR九州豊肥本線は2020年8月8日に、南阿蘇鉄道は2023年7月15日に運転を再開した。
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阿蘇外輪山の急勾配を登るために三段スイッチバック構造となっており、立野駅はスイッチバック下段の折返し点に位置する。スイッチバックをスルーする通過線は設置されておらず、全列車がこのスイッチバックを利用する。立野駅をまたぐ列車は2度進行方向を変える必要があるため多少の時間を要する。
ホームは島式の1面2線。熊本方面は1番、大分方面は2番のりばに停車する。駅舎は設置されていたが、2020年3月に解体。2023年3月に新たな駅舎が完成した。
種別 | 隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
普通 | 瀬田駅 | 立野駅 | 赤水駅 |
特急 | 肥後大津駅 |
JRのホームの東側の山寄りに位置する。国鉄時代には島式ホーム1面2線であったが、現在は単式ホーム1面1線となっている。ホーム上に駅舎が設置されていたが、JR駅舎と同様に解体され、2023年3月にJRと共用とした駅舎が完成している。
また、豊肥本線への渡り線が設置されており、豊肥本線への乗り入れに使用されていた。南阿蘇鉄道転換後は直通する旅客列車が消滅したものの、マヤ34の乗り入れに利用されている。
2023年7月の全線復旧時に豊肥本線・肥後大津駅まで乗り入れが開始され、再び直通旅客列車が復活することになった。
当駅 | 隣の駅 |
立野駅 | 長陽駅 |
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最終更新:2024/05/04(土) 18:00
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