貴方が所属している慈善財団がその様な思想を持ち合わせていたとは知りませんでしたが、
此方が把握していたならばもう少し別の該当する生物を送れていたかと思います。
個人的な意見となりますが、急を要する程その地域にマウス(PC機器)は必要なのでしょうか?
今メールを読んだのであれば、まずはケージを分ける所から始めて下さい。
SCP-1485-JP - SCP財団より,2022/09/10閲覧
SCP-1485-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『マウスとネズミは使いようだがネズミは大体ネズミ算』。
SCP-1485-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | |
収容場所 | サイト-81██内小型生物収容エリア |
著者 | ShicolorkiNaN |
作成日 | 2019年6月22日 |
タグ | ネズミ 動物 日本生類創研 電子デバイス |
リンク | SCP-1485-JP |
SCPテンプレート |
ハツカネズミの変種で、尾の先端がハツカネズミの遺伝子とアルミニウムが合わさってUSB Type-Aコネクタになっているという特徴を持つ。通常のType-Aコネクタに比べて耐久性は高く、角がかけたり腐食したりした場合でもSCP-1485-JPの代謝によって回復することが可能。
ネズミ (マウス) である以上読者諸兄らにも想像はつくだろうが、これをパソコンやタブレットのUSBポートに差し込むと『Mouse de mouse』と名付けられたドライバが自動でダウンロードされ、SCP-1485-JPは接続されている間のみ仮死状態になりマウスとして使用可能となる。ただしマウスの上は頭側にあるようで、左耳が左クリック、右耳が右クリック、腹を擦るとポインタ移動となっている。尻をつまむことでマウス操作プロパティが出る。ケーブルが手前側に来るのは使いにくそうには思える。無論、尾を抜けば仮死状態は解除され通常のハツカネズミとしての生活を再開する。
尾は一度切っても縫合すればマウスとして使用可能となるらしく、更に別のSCP-1485-JP個体の尾を縫合しても使用可能。また、非異常のハツカネズミと交配させると潜性遺伝となるようだが、どういうわけかこの仔同士を交配させると孫は5割ほどがSCP-1485-JPとして産まれてくる。これは顕性遺伝に対する潜性遺伝の発現率と考えると明らかに異常であり、仮にSCP-1485-JPを野生に返した場合どうなるかは火を見るより明らかであろう。
SCP-1485-JPの存在を最初に財団が把握したのは、2012年11月18日に石川県のペットショップ――に偽装された日本生類創研 (以下、JOICLE) の関連施設への強制調査のときである。この施設には12のアノマリーを保持していた痕跡が存在しており、そのうちSCP-1485-JPに関しては確保され、収容されることとなった。
面白いことに、この初回調査では見つからなかったノートパソコンが追加調査時に、SCP-1485-JPを依頼したであろうクライアントとJOICLEの間とのメール履歴のみ残された状態で発見されたのである。
どうやら当該クライアントは、海外のとある地域にてマウスとして使用可能となるハツカネズミをJOICLEに依頼したようだ。JOICLEが首尾よく納入すると、クライアントはそれを同じケージに入れて飼育しはじめた。JOICLEはメールにて疑義を呈する。ハツカネズミは鼠算とも呼ばれるほど個体が著しく増加することで知られており、ネズミ講の名前の由来にもなっているほどだ。ちっとも警告を聞かないクライアントに辛抱強くJOICLEの担当者はメールにて説得を続けたのだが、クライアントはなんと「自然に戻した」という回答。
JOICLEはメールにて不法投棄と糾弾することを考えたようだが、財団にこれをリークしてSCP-1485-JPの始末を丸投げしたようだ。まあクライアントを糾弾するより、財団に強制的に対応させたほうがはるかに現実的で効果的ではあろう。
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最終更新:2024/06/06(木) 12:00
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