殖とは、ふやす、という意味の字である。
漢字として
- 意味
- ふえる、ふやす、財産をふやす、育てる、(植と通じて)うえる、たてる、他国に民を移住させる、(䐈と通じて)時間が経って脂が腐る。
- 〔説文解字・巻四〕には「脂膏、久しうして殖(くさ)るなり」とある。腐るが原義。ふえる・ふやす意について、脂の腐ったものは、肥料になることからふやす意となったとする説、植と通じた植える意がさらに転じたとする説などがある。
- 字形
- 形声。声符は直。
- 音訓
- 音読みは、ショク(漢音)、シキ(呉音)、訓読みは、ふえる、ふやす、うえる、たてる、くさる、しげる。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 殖貨・殖芽・殖財・殖産・殖殖・殖民・殖利
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