漢字として
- 意味
- 禁止の辞として使われる。~なかれ、打ち消しの意味で使われる。~ず、~なし。また発声の語として使われる。〔説文解字〕には「之れを止むるなり」とある。
- 字形
- 母の字が変じたもので禁止の意味は仮借。母と区別するため母のおっぱいを表す点々が一本線に変わった。〔説文〕は「女に從ふ。之れを奸す者有り」とあり、女と防護する意味の一による会意とするが、金文に母の字のままで禁止の意味で使う例があり、禁止の意味は仮借である。
- 音訓
- 音読みはブ、ム、訓読みは、なかれ、なし。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第2水準。
- 部首
- 毋は部首毋部を作る。毌や母に従う字が収められている。
- 互換文字
- ⽏はUnicodeにおいて毋と互換とされる字で、部首としての毋を表す。
- 語彙
- 毋意・毋寧
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- 0pt

