F4Fとは、第二次世界大戦で使用されたアメリカ海軍の艦上戦闘機である。
愛称はワイルドキャット(Wildcat:山猫、野良猫、意地悪女) 、製造はグラマン社。
概要
1936年に行われたアメリカ海軍次期主力戦闘機の選考に参加したが、選ばれたのはブリュースター社のF2Aバッファローであった。だが、海軍はF4Fにも興味を持ち開発は続行された。
1941年12月7日に太平洋戦争勃発、F2Aが日本軍機に惨敗していく中でF4Fに白羽の矢が立った。
格闘戦が得意な零戦に苦戦したが鹵獲された零戦が徹底的に分析された事、二人組での交差飛行戦術「サッチウィーブ」及び、零戦との重量差を活かした一撃離脱戦法を組み合わせた立ち回りで、形勢を逆転して行った。
徹底した軽量化で高い機動性を手に入れた零戦とは逆に、グラマン鉄工所ならではの防弾性能(厚い装甲やガソリン漏れ防止のシーリング機能)を持ち、F4F-4型から主翼の折り畳み機構が追加され空母への艦載数も増やす事ができた。
1943年には後継機であるF6Fヘルキャット、F4Uコルセアに主力戦闘機の座を譲り、1945年退役。
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