爰とは、ここに、と読む発語である。
漢字として
爰
- Unicode
- U+7230
- JIS X 0213
- 1-64-9
- 部首
- 爫部
- 画数
- 9画
- 意味
- 引く、換える、という意味がある。また、於・于・聿と声が通じ、発語として使われ、ここに、ここにおいてなどと読む。〔説文解字〕に「引くなり」とある。また「籒文、以って車轅の字と爲す」とあり、車の轅の意味もある。
- 字形
- 諸説ある。
- 𠬪+于の会意(〔説文〕)、𠬪+○の会意(羅振玉)などの説がある。𠬪と何かを組み合わせた会意。𠬪は爫と又を組み合わせた字で、爰はその間のものを引きあう字。
- 音訓
- 音読みは、エン、訓読みは、ひく、ここに。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 爰を声符とする漢字には、媛、援、湲、楥、煖、瑗、䁔、緩、蝯、𧡩、諼、鍰、𩔃などがある。
- 語彙
- 爰爰・爰許・爰書・爰田
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