現代・エクセルとは、韓国の自動車メーカーである現代自動車が1985年から1994年まで生産/販売していた小型車である。
この項では第1世代のセダンモデルである「現代・プレスト」についても記載する。
概要
ポニーの後継モデルとして開発されていたため、発売当初のハッチバックモデルは「ポニーエクセル」の名称で販売されていた。
1989年には第2世代モデルを発売、1994年には後継モデルのアクセントが発売された。
歴史
第1世代(X)
ポニーエクセル/プレスト(1985年2月~1986年9月)
先代モデルであるポニーと同じくデザインはジョルジェット・ジウジアーロが担当。
当時提携関係にあった三菱自動車のミラージュ/ランサーフィオーレのプラットフォームをベースに開発されており、エンジンも三菱製のオリオンエンジン(1300cc/1500cc)が搭載されていた。
1986年9月にはフェイスリフトを実施、車名を「エクセル」に変更した。
エクセル/プレスト/スポーティ(1986年9月~1989年4月)
グレードに北米輸出仕様と同等の外見を持つ「AMX(アメックス)」を追加、同時に3ドアの「スポート」を追加した。
1987年2月にはスライディング式サンルーフとカセットデッキを装着した「プレストETR」を追加。
第2世代(X2)
エクセル(1989年4月~1991年5月)
このモデルではすべてのボディタイプの名称がエクセルに統一された。
エンジンは1300cc/1500ccのキャブレターエンジンのほか、グレンジャーやソナタ等の上級車種に採用されていたMPI仕様の1500ccエンジンも用意された。
ボディタイプは、発売当初は4ドアセダンのみの設定であったが、1990年1月には3ドア/5ドアハッチバックが追加された。
新型エクセル(1991年5月~1994年7月)
1991年にセダンのフェイスリフトを実施。
外装デザインが大幅に変更された。
1991年7月にはハッチバックモデルのフェイスリフトを実施。
同時に普及グレードの「GS」を追加した。
1994年には後継モデルとなるアクセントが発売されたが、短期間並行で販売されていた。
日本での販売
日本では第1世代モデルが、1988年にソウルオリンピック開催記念として5ドアモデルが「ヒュンダイ1.5XL」の名称で販売された。
三菱商事が輸入、三菱自動車の販売網であったカープラザ店の一部店舗にて150台限定で販売されていた。
関連項目
- 現代自動車
- 現代・アクセント
- 現代自動車の車種一覧
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