陥とは、おちいるという字である。
漢字として
陥
- Unicode
- U+9665
- JIS X 0213
- 1-20-57
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 10画
陷
- Unicode
- U+9677
- JIS X 0213
- 1-79-92
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 11画
- 意味
- 旧字は陷。
- おちいる、沈む、くぼむ、貫き通す、深く攻め入る、欠ける、不足する、欠点、という意味がある。また埳と通じて、落とし穴、臽と通じて、人を落とし入れる、攻め落とす、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕に「高きより下るなり。一に曰く陊ちるなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は臽。臽は坑に人が落ちいるという字で陥の初文。
- 音訓
- 音読みはカン(漢音、呉音)、訓読みは、おちいる、おとしいれる。名のりに、ます、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 陥欠・陥穽・陥溺・陥入・陥没・陥落
異体字
- 陷は、旧字で人名用漢字である。2004年に参考字体から格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𨺂は、〔篇海〕に䧟と同じとある異体字。
- 䧟は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。Unicodeにも陷の異体とある。
- 𨺻は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
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