ECN-2とは、コダック社が開発した映画用カラーネガフィルム現像液の処方である。
概要
カラーネガフィルム用の現像液としてはC-41がよく知られている。C-41は現像液温度が38度なのに対し、ECN-2の現像液温度は41度と高音迅速処理処方になっているのが特徴である。
また映画用カラーネガフィルムにはレムジェット・バッキングと呼ばれるカーボンが塗られているため、現像の前にバッキングを取り除く行程があるのが特徴。
処理工程はまず前浴(プレバス)から始まり、バッキング除去、発色現像、水洗、漂白、水洗、定着、最終水洗、安定浴、乾燥という工程になっている。
最近よく量販店で見かけるCINESTILLというフィルムは加工(バッキング層除去)した映画用ネガフィルムを詰め替えたものでC-41処方でも現像できるようになってはいるが、本来ならばECN-2で現像しないと正確な発色は得られない。
実際の現像所では漂白工程までを全暗黒化で行い、定着処理以降は明室で行っている。
コダック社からECN-2処理液のキットが発売されているが、1工程あたり100リットルの使用液を作るのを前提としたパッケージとなっている。母液のパッケージングもキュービテナーとなっているため、とても個人では扱えない。(毒劇物も入っているため、廃液を下水に流すこともできない)
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