アルアインとは、2014年生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2017年:皐月賞(GI)、毎日杯(GIII)
2019年:大阪杯(GI)
父ディープインパクトは日本の三冠馬にして種牡馬としても大活躍した説明不要レベルの名馬。
母*ドバイマジェスティはブリーダーズカップフィリー&メアスプリント(GI)、サラブレッドクラブオヴアメリカS(GII)などアメリカで34戦12勝をあげた名牝。
まぎれもない良血である。
馬名はドバイの世界遺産、アル・アインの文化的遺跡群から。母ドバイマジェスティから連想してつけられたのだが、ドバイマジェスティは一応アメリカ産でアメリカ調教、アメリカのみで競走した馬である。
5月1日生まれと遅生まれであったことが問題だったのだが、じっくり育てた結果2歳時にはクラシック候補の1頭として注目される存在になっていた。
1番人気で迎えた10月の新馬戦では道中やや後方の競馬から直線で大外に回ると2着馬を1/2馬身かわしてゴールした。
12月の千両賞(2歳500万下)では馬群の中の競馬になったが直線では最内から抜け出し1馬身差でゴールした。
明け3歳となった2017年、初重賞挑戦のシンザン記念(GIII)では直線に入るところで不利を受け、これで走る気をなくしたのか6着と凡走した。
3月の毎日杯(GIII)では同父のサトノアーサーが一番人気となり、またこのときは人気がなかったが後の菊花賞馬になるキセキが出走してきた。アルアインは道中単独3番手につけると最後方にいたサトノアーサーの直線での猛追を1/2馬身振り切って初の重賞制覇となった。
4月の皐月賞(GI)では前走毎日杯からのローテーション、GI勝ちのない鞍上ということもあり9番人気と人気薄になったが、スタートから3番手グループにつけると4コーナーでは一度沈みかけたものの、最後に盛り返してペルシアンナイトをクビ差交わしてGI制覇を飾った。毎日杯組の皐月賞制覇はテイエムオペラオー以来、勝ちタイムは1:57.8とコースレコードと同タイム、鞍上の松山弘平騎手は初のJRAのGI制覇となった(初のJpnI勝利は2015年JBCスプリントのコーリンベリー)。また母父ボールドルーラー系のディープインパクト産駒のGI勝ちは本馬が初となる(後にグランアレグリアも達成)。
5月の日本ダービー(GI)では青葉賞優勝のアドミラブルが1番人気、ホープフルS優勝馬で皐月賞では5着だったレイデオロが2番人気で、アルアインは皐月賞馬にもかかわらず4番人気だった。アルアインは道中3番手につけるがレイデオロは向こう正面から仕掛けるという策で上がっていき、最後の直線でアルアインもある程度伸び返したが5着に入るのがやっとだった。
9月のセントライト記念(GII)では久々に1番人気に支持されたがアルアインを見ながらレースを進めていたミッキースワローに直線で刺され、1馬身3/4差の2着に敗れた。
10月の不良馬場で行われた菊花賞(GI)では中団の競馬となり第4コーナーで仕掛けたときには上位に迫ったが、距離が合わなかったのか直線では失速しキセキから離された7着に敗れ、この年のレースを終えることになった。
4歳となった2018年では2月の京都記念(GII)から始動し、ダービー馬レイデオロ、秋華賞馬ディアドラ、のちの宝塚記念馬ミッキーロケットと有力馬が集まったが、レイデオロが直線で失速する中でクリンチャーを捕らえることができず2着と敗れた。
4月には前年からGIに昇格した大阪杯に出走したが、先行したスワーヴリチャードを捕らえることができず、後ろから来たペルシアンナイトにも差され3着と惜敗した。
同月末に香港のクイーンエリザベス2世カップ(GI)に参戦するが直線での手応えが悪く5着と敗れた。
9月のオールカマー(GII)では2番手と先行し直線で一度は先頭に立ったが、内から鋭く差してきたレイデオロからクビ差の2着に敗れた。
10月の天皇賞(秋)(GI)でも2番手につけるが外からレイデオロに差されアルアインは最後でやや失速し4着に敗れた。
11月のマイルチャンピオンシップ(GI)でも2番手に先行したが内からステルヴィオとペルシアンナイトに差され3着に敗れた。
5歳時には3月の金鯱賞(GII)から始動となった。雨の稍重で行われたレースでは5番手のレースとなったが直線で伸びなくダノンプレミアムの5着に敗れた。
同月末の大阪杯(GI)には本馬を含む2頭の皐月賞馬、2頭のダービー馬など計8頭のGI馬が参戦するレースとなり、近走惜敗続きで鞍上がGI勝ちのないこともあり9番人気と人気薄になったが、前年の皐月賞馬エポカドーロが逃げる中4番手と好位に付け、直線で先頭に立つと粘るキセキをクビ差振り切り1着でゴールし、これまでの惜敗にピリオドを打った。鞍上の北村友一騎手は初のJRAのGI勝利、皐月賞と同様に9番人気でのGI勝ちとなった。またヤマニンゼファー以来の二人の騎手に初GI勝ちをプレゼントした馬となる。
6月の宝塚記念では3番手グループにつけるが、覚醒したリスグラシューに離された4着に終わった。
秋は3戦したが、天皇賞(秋)(GI)は行きたがる様子も見せず14着、マイルチャンピオンシップ(GI)では16着、引退レースの有馬記念(GI)ではスタートの反応もそこそこ良く好位でレースを運び4コーナー先頭で見せ場を作るも、最後は失速して11着に敗れた。
通算20戦5勝。
引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りし、2024年にコスモキュランダが弥生賞ディープインパクト記念でグレード競走初勝利を挙げている。
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
*ウインドインハーヘア 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
*ドバイマジェスティ 2005 黒鹿毛 FNo.2-s |
Essence of Dubai 1999 黒鹿毛 |
Pulpit | A.P. Indy |
Preach | |||
Epitome | Summing | ||
Honest and True | |||
Great Majesty 1990 黒鹿毛 |
Great Above | Minnesota Mac | |
Ta Wee | |||
Mistic Majesty | His Majesty | ||
Necaras Miss |
掲示板
16 ななしのよっしん
2024/03/31(日) 08:39:07 ID: TcnQ66m9Nt
弟シャフリヤールもドバイシーマクラシック、リバティアイランド抑えての2着と身内に明るい話題続くなあ・・・クラシックで産駒が飛翔して欲しい
17 ななしのよっしん
2024/04/14(日) 16:07:51 ID: KaiYLOx2e0
コスモキュランダ、皐月賞2着だったよ
これからも期待出来そうだわ
18 ななしのよっしん
2024/04/15(月) 19:32:48 ID: QNomNzZ2UG
コスモキュランダはアルアインのイメージで中山専かもって言われてるけど、アルアインの全弟が府中得意なシャフリヤールだしダービーも面白いかも
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最終更新:2025/03/27(木) 12:00
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