エミール・フォン・ザウアー(1862~1942)とは、作曲家兼ピアニストである。
1862年ドイツのハンブルクに生まれる。幼少期はピアニストだった母親からピアノを習い、ルビンシテイン兄ことアントン・ルビンシテインの紹介でモスクワ音楽院に入学し、ルビンシテイン弟ことニコライ・ルビンシテインの師事を受けた。
そして1884~85年の2年間にドイツのワイマールで老齢となっていたリストに師事、彼の最晩年の弟子となる。そのまま1901年ウィーン音楽院教授となり、演奏旅行などでたびたび中断はあったものの亡くなるまで教育活動をつづけた。
ピアニストとしては「ザウアータッチ」でおなじみの繊細で陰影をつけた演奏法で、テクニックには優れていたものの当時としては珍しく楽譜に忠実なものであった。なお、生没年を見ればわかるが録音が多く残されている。
作曲家としてはほとんどピアノ曲のみで、自作の教則本も作っている。
弟子としてはウェブスター・エイトケン、ステファン・アスケナーゼ、リュプカ・コレッサ、エリー・ナイ、アンヘリカ・モラレスらがおり、彼の孫弟子にあたるのがあのマルタ・アルゲリッチである。
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最終更新:2025/01/09(木) 06:00
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