モーリツ・ローゼンタール(1862~1946)とは、ピアニスト兼作曲家である。名はモーリッツとも。
1862年ポーランドのリブーフに生まれる。父親がリブーフ音楽院で教授をやっていた関係からか、当時音楽院で教えていたショパンの数少ない弟子にあたるカロル・ミクリ(カール・ミクリ)に10歳から師事した。やがてウィーンに移りカール・タウジヒとラファエル・ヨセフィの二人のリスト門下から学び、14歳でデビューした後1878年からリストの最晩年の弟子の一人となった。
その後9年間リストからはピアノを学んだが、その分普通教育に遅れが出ていたため、リストの死後6年間ウィーン大学で哲学を研究、卒業後にようやく演奏に復帰した。
フェルッチョ・ブゾーニ、レオポルド・ゴドフスキー、イグナツィ・パデレフスキ、ウラディミール・ド・パハマンと並び戦前の五大ピアニストと称された大物である。ミクリを経由したショパンの教育方針であるレガートの徹底をきちんと守っており、フレージングの揺れと弱音の表現に定評がある。
作曲家としてはヨハン・シュトラウス2世やショパンのワルツの編曲ものでもおなじみである。
弟子にはアルトゥール・ルービンシュタインやチャールズ・ローゼン、ホルヘ・ボレットなどがいる。
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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