フレデリック・ラモンド(1868~1948)とは、作曲家兼ピアニストである。
1868年スコットランドのグラスゴーに生まれた。はじめは兄からヴァイオリンとオルガンを学び、わずか10歳で教会のオルガニストに就任する。ヴァイオリン教師の勧めでフランクフルト音楽院に入学し、フーゴ・ヘルマンやマックス・シュヴァルツ、アントン・ウルシュプルッフの師事を受けた。
シュバルツのつてでハンス・フォン・ビューローと知り合い彼の師事を受け、1885年にデビューを果たすが、今度はビューローのつてでワイマールで最晩年のリストの弟子となる。その後もロシアでニコライ・ルビンシテインとともにリサイタルを開いたりアメリカに演奏旅行に出かけたりと精力的に活躍した。
20世紀からはベルリンに居を構え教育に従事するが、やがてナチスの台頭とともに故郷へ帰りそのまま亡くなった。
演奏家としてはベートーヴェンのスペシャリストとして知られるが、その演奏は「地球に弾丸の雨が降るような」と形容されることからも察されるとおり、きわめて19世紀的なものであることを強調しておく。
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最終更新:2025/12/16(火) 13:00
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