エモい(または えもい)とは、
などを意味し得る形容詞である。以下で(少しだけ)詳しく解説する。
「エモい」の意味は使われる文化圏や時代によって様々に変わりうる。用法として確認できたものを本記事で列挙する。(正直、「この意味こそが正しい」と主張すること自体にあまり意味がないように思う。)
「エモい」とは、元々は音楽のジャンルの一つである「エモ(Emo)」「エモーショナル・ハードコア」、それに由来するファッション、文化全般、その様子の俗称である。感情的、情緒的を意味する英単語「Emotional」に由来する。Emoい。
主に哀愁的、切ない、寂しい等の感情表現に使われるが実際は使う人によって意味がかなり変わる。
「○○はロック」のように、同じく文化全般を指す「ロック」や「パンク」「ゴス」などと使われ方は一緒である。「エモ」は現代のサブカルチャーのひとつを指す言葉で世界的に使用されている。
上記をより拡張した意味合いで、最近は「感情に訴えかけられた、感動した」という意味合いで使われることもある。大雑把にいえば「ヤバい」くらいの自由度で使われている。
2016年には三省堂の辞書編集者が選ぶ「今年の新語」にも選ばれた。その際、三省堂『新明解国語辞典』風の意味説明も試みられており、次のように説明されている。
エモ・い 2 (形)〔emotionを形容詞化したものか〕〔音楽などで〕接する人の心に、強く訴えかける働きを備えている様子だ。「彼女の新曲は何度聴いても━ね」
2019年9月発売の大辞林第四版にも単語「エモい」が追加された。定義は以下の通り。
なお、一部に「えも言われぬ」の形容詞化であるという誤解もある。似たような意味合いではあるが、単なる偶然であり語源から考えると正しくはない。
アニメ『キラッとプリ☆チャン』のキャラクター『萌黄えも』の口癖。えも本人は「イケてるとかヤバいとか、そんな感じってこと」(キラッとプリ☆チャン 第1話 12:10- より)と説明している。この台詞からは新語としての「エモい」に近いように思えるが、中の人はインタビューにて「元々ある“エモい”っていう言葉とはまた、別の意味でずーっと言ってて」と述べている。
「エロくてキモい」の略称で、2000年代前半のコギャル用語とされる。しかし、インターネット上では一部wikiサイトやコミュニティなどで散見されるのみで、詳細は不明である。
(編集者自身は「エモい」がこの意味で使われている場面を一度も見たことがないので、もしこの意味で使っていた・使っている人を見たという方がいたら、本記事の掲示板などで報告してほしいです。辞書や書籍での出典も募集中です。)
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最終更新:2024/12/11(水) 11:00
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