カイコウオオソコエビ 単語

カイコウオオソコエビ

カイコウオオソコエビ(学名:Hirondellea gigas)とは、ヨコエビの一種である。

概要

大きさは4.5cmほど。ほとんどが体長数mmのヨコエビ類の中では、かなり大の種(ちなみにヨコエビエビ仲間ではなく、"ヨコエビ"という独立した分類群である)。

地球上で最も深いとされるマリアナ海溝チャレンジャー海淵の最部、深10,920mに生息していることで知られる。別の溝にも住んではいるが、マリアナ海溝に住んでいる種はその深い深のため、独自の種へと進化しかかっていると言う見解もある。

中を浮遊しながら落ちてくる生物死骸を探しており、触覚でそれを嗅ぎ分けるとすぐに集まってきて捕食する。体色はピンクがかった白色で、体内にはたっぷりと脂肪をため込んでおり、高圧に適応している。また、全に退化している。

見たエビ寿司(シャリ付き)に似ているので「寿司」というあだ名がある。

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