深海(しんかい、英:deep sea)とは、海の深い場所のこと。ふかいうみ。
元々、日本語としての深海は海の深い場所を漠然と指す単語であったが、現在、海洋動物学の世界では表層から200mより深い海のことを深海と呼ぶように定義付けされている。
海洋動物学の定義で行けば、地球の海の深さの平均は約3,800mなので、定義に従うと海の大部分は深海であるといっても過言ではない。最大水深はマリアナ海溝チャレンジャー海淵の約10,920m。
光の大部分は表層で吸収されてしまうため、深海は基本的に光のささない暗黒の世界となっている。ただし水深200m程度なら1%くらいは光が届くため、完全なる暗闇というわけではない。
深海は暗闇であることに加えて、低い水温に高い水圧、おまけに餌となる生物が少ない過酷な世界であり、深海に生息する生物群はその苛酷な環境に適応されることを余儀なくされる。そのため、浅海では見られないような変わった形状の生物が多い。文明の発達により深海の調査は大幅に進んではいるが、未だ不明な点が多く、次々に新種の生物が発見されている。
いわゆる深海の最上部。先述の通り、太陽の光が1%ほど届くため、完全な暗闇でないが、当然植物類は生息していない。目が発達していたり、発光する生物が多く、赤色または銀色の体色で暗闇に溶け込もうとする。
マダラやメルルーサなど、食用とされているおなじみの魚も生息しており、夜間は表層にあがってくるものもいる。
どんなに澄んだ海でも一条の光すらも届かない完全なる暗黒の世界。光が届かないので光で自分の影を消す意味もなくなり、発光器を持った生物が少なくなる。生物の数は大きく減少するが、それでもまだ多くの種類が見られる。
THE・闇。さすがにここまで来ると生物自体がほとんど見当たらなくなり、生物の総重量が1平方mあたり数グラムという悲惨な状態に。餌がないため、魚などの遊泳生物は事実上ほとんどいなくなるが、表層から落ちてきた有機物がたまる海底には様々な生物が見られる。特に多いのがナマコの仲間で、その多くがゼラチン質でできており、泳げる種も存在する。水圧が非常に高いため、圧力に抵抗のないエビやカニなどの甲殻類は6000m程度を境に見られなくなる。
もはや何でこんなところに住んでるの?馬鹿なの?というレベルの世界。600気圧を超える水圧は代謝を狂わせて、細胞そのものをも破壊してしまう。そのため、多くの生物がその超高圧に適応できずに姿を消すが、それでもなおこの魔界に適応している生物も存在している。
住んでいる魚の種類は非常に限られるが、シンカイクサウオ、ソコボウズ、ヨミノアシロなど、いくつかの種類が見られる。しかしそんな彼らでも8,000mほどが限界を迎え、現在8,370m以降に魚の存在は確認されていない。更に同じくらいの深さでヒトデやカイメン類も姿を消し、深海1万mではナマコやヨコエビ、ゴカイの仲間など、一部の微小な生物が見られるだけとなる。
深海を主な居住区としているもののみ記載する。
掲示板
28 ななしのよっしん
2022/04/27(水) 15:03:15 ID: wFEn9D07wd
29 ななしのよっしん
2022/12/17(土) 00:22:20 ID: x0tZRYvVm0
深海ってほとんどの栄養が海面の太陽光を使った植物プランクトンとそれに由来する生態系のおこぼれか熱水噴出孔みたいなしょぼいものしか生物が利用できるものしか無いわけだし未確認の巨大生物とかもういないと思うんだが
いくら強くても食うものなけりゃ生きていけないけどそんな巨体を維持するだけの食料が深海にはないわけで
ダイオウイカだって植物プランクトン食いまくってるクジラを捕食したりしてるわけだし結局海面付近の生態系に依存してる
30 ななしのよっしん
2023/04/28(金) 19:27:17 ID: wFEn9D07wd
水深8336メートルの深海で泳ぐ魚の撮影に成功、記録更新 東京海洋大学と西オーストラリア大学の研究チーム
ロイター(Reuters Japan)
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130万 回視聴 3 週間前 #深海 #東京海洋大学 #科学
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最終更新:2024/12/22(日) 01:00
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