ヨン・カリュー(John Alieu Carew, 1979年9月5日 - )とは、ノルウェーの元サッカー選手である。現役時代のポジションはFW。
1997年にノルウェー・エリテセリエンのヴォレレンガでプロデビュー。1999年にノルウェー・エリテセリエンのローゼンボリへ移籍。リーグ戦17試合18得点を記録する活躍やUEFAチャンピオンズリーグ1999-2000でクラブを2次グループ進出に導く活躍もあって、欧州各国のビッグクラブの注目を集めることとなる。
2000年にスペイン・リーガ・エスパニョーラのバレンシアへ移籍。移籍1年目から活躍を見せ、UEFAチャンピオンズリーグ2000-2001決勝のバイエルン・ミュンヘン戦でも先発出場を果たしたが、クラブは敗れ準優勝に終わった。以降怪我に悩まされ、思ったような活躍を見せられなくなり出場機会が減少していった。
その後ローマ、ベシクタシュ、リヨンなどの欧州各国の名門クラブを渡り歩き、2007年1月にイングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラへ移籍。2007-2008シーズンにクラブはリーグ戦を6位で終えてUEFAインタートトカップへの出場権を獲得し、自身もリーグ戦で13得点を挙げてチーム得点王に輝いた。自身のキャリアハイとなったであろう2009-2010シーズンにはUEFAヨーロッパリーグこそ敗退したものの、クラブは3年連続の6位でリーグ戦をフィニッシュ、自身はプレミアリーグでの自己最多17得点を記録して3年連続でチーム得点王となった。しかし2010-2011シーズンに怪我と不調の影響やエミール・ヘスキーの存在、更にダレン・ベントが加入したことによりベンチが定位置となってしまった。
2011年1月にイングランド・プレミアリーグのストーク・シティへレンタル移籍。出場機会を求めての移籍であったが、精細を欠くプレーに終始した。
2011年8月にイングランド・チャンピオンシップのウェストハム・ユナイテッドへ移籍。クラブは1年でのプレミアリーグ復帰を決めたものの、自身は2部リーグでも不発に終わり、契約延長せず退団することとなった。
2012年に古巣であるヴォレレンガから獲得の打診を受けたものの、高額な年棒から復帰には至らなかった。その後約半年の無所属の期間を経て2013年1月にはイタリア・セリエAのインテルがFWの緊急補強として交渉を進めたが、コンディションが不十分と判断されたため、ここでも入団には至らなかった。2013年10月に現役引退を発表した。
1998年にノルウェー代表デビュー。代表チームがそれほど強くなかったこともあり、国際大会にはEURO2000しか出場できなかった。2011年の代表引退までに91試合24得点を記録した。
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最終更新:2024/05/18(土) 07:00
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