ヨーヨーファクトリーとは (ヨーヨーファクトリーとは) [単語記事]

ヨーヨーファクトリーとは、アメリカのヨーヨーメーカーである。

概要

2003年創業。

プレイマックス(ブランド名：プロヨー)がダンカンに買収された後、同社のオーナーだったハンス・ヴァン・ダン・エルゼン(ヨー・ハンス)と、チーム・プロヨーのメンバーだったベンジャミン・マクフィーが新規に立ち上げたメーカー。

新しいレスポンスシステム・F.A.S.T.を開発。これを搭載した機種「ヨーヨーファクトリー・F.A.S.T.201」を、初心者向けのメンテナンスフリー機種として売り出した。
また、当時流行していたグラインドトリック向けの機種として、「ヨーヨーファクトリー・グラインドマシーン」などのフルメタル機種も開発していた。

当初は、販売ルートが細かったのと、F.A.S.T.スターが上級者にとっては使いづらかった点、フルメタル機種は重量が中心よりすぎて傾きやすかった点などから評価が低かった。
しかし、「F.A.S.T. 201」がハズブロから一般に販売されると、初心者に使いやすい性能から、徐々に評価が上向き始める。

「ヨーヨーファクトリー・G5」「ヨーヨーファクトリー・888」が発売されると、フルメタル特有の高精度と、当時の主流と遜色ない回転力、そして新たに搭載されたハブスタックのおもしろさから、一躍人気機種に。

従来、総金属製ヨーヨーは「性能の割に高価」というイメージがついてまわったが、これ以降の機種の成功により、それまで主流だったヨーヨージャムの金属リム機種と評価が逆転。フルメタル機種およびバイメタル機種が、ストリングトリック向けヨーヨーのスタンダードになっていく。

こうして、初心者から上級者まで、幅広い顧客層に対応できるラインナップが完成した。

2004年の第2期ハイパーヨーヨーには間に合わなかったが、2010年の第3期ハイパーヨーヨーに参入。
ヨメガ・ダンカンに並ぶ三大ブランドとして大々的にプロモーションが行われた。
ハイパーヨーヨー専売機種が多く、「ヨーヨーファクトリー・グラインドサターン」のように、既存機種に大幅にアレンジを加えた機種も出されている。
また、「バンダイ・ハイパークラスター」の開発にも携わっている。

CLYWなどと共同で、サブブランド「ベースキャンプ」を擁する。

初心者向けチャート

ヨーヨーファクトリーの特徴として、豊富な初心者向けヨーヨーのラインナップが挙げられる。

一口に初心者と言っても「全くの初めて」「ブランコぐらいはできる」「ブレインツイスターぐらいまでできる」と幅がある。ヨーヨーファクトリーの初心者向けラインは、「どこまでできるか」に柔軟に合わせた機種を取りそろえている。
とはいえ、どれもヨーヨーを初めてすぐのプレイヤーに配慮されているため、以下に示されたヨーヨーはいきなり買ってしまっても問題ない。

また、そのような機種はストリングを初めから適正な長さに切り、フィンガーホール(指を通す穴)を最初から作った状態でパッケージングするなど、ヨーヨーを始めてすぐのプレイヤーにも問題なくプレイできるように配慮している。

また、初心者を卒業する頃になったら、パーツの交換だけで上級者仕様にすることができるものが増えている。

以下は、「初めて(久しぶりに)購入するヨーヨーは何がいいか」という質問のための大まかなフローチャートである。機種はあくまで一例。また、2019年を基準に選定している。

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ストリングプレイ編(「○○プレイ」が何なのか分からない人もこちら)

→ストリングプレイ

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