大東諸島は元々無人島であり、当然ながら犬も存在しなかった。1900年になると開拓のために八丈島から移住が行われ、その時に一緒に連れて来られた犬が祖先である。このため同じ沖縄県原産の琉球犬とは起源が異なる。
短足という他の日本犬には見られない独特な特徴も持っている。この姿に至った理由についてはよく分かっていないのだが、一説によれば隔絶した環境下で近親交配が行われた結果という話がある。
元々知名度がある犬種ではなく、他の犬種との交雑によって段々と姿を消していった。2005年時点で原産地の南大東島では5頭のみしか存在せず、おまけに全て雄で高齢犬であった。
しかし、南大東島以外では繁殖が行われたことによって徐々に頭数が回復していき、2014年には50匹ほどまでに回復した。
上述の通り大東犬の最大の特色はウェルシュ・コーギーのように短足である。このため和製コーギーとも呼ばれる。
また、和系統と洋系統の2つの系統が存在する。和系統は短足であることを除けば顔付きや体付きは典型的な日本犬としての姿をしている。一方で洋系統のものは洋犬風味の犬で斑毛のものもいる。なお、両系統は明確には区別されておらず、共に頭数が少ないことから異なる系統同士で交配させることも多く、このため中間型の犬も多い。
近年の雑種化や近親交配回避のために他の犬の血も取り入れている犬もいるため、比較的足が長めの個体も存在する。
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最終更新:2025/02/28(金) 14:00
最終更新:2025/02/28(金) 13:00
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