斜里町(しゃりちょう)とは、北海道のオホーツク総合振興局管内にある町(地方公共団体)である。斜里郡に属する。
斜里町(2023年10月1日時点) | |
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面積 | 約737.13km2 |
人口 | 10,895人 |
町の花 | ハマナス |
町の木 | ミズナラ |
隣接 市町村 |
オホーツク総合振興局 斜里郡:小清水町、清里町 根室振興局 標津郡:標津町 目梨郡:羅臼町 |
知床半島の西側半分を占める町である。町名はアイヌ語でヨシの生えた湿原を意味する「サラ(sar)」が由来とされている。
地勢は知床半島の付け根に平地が広がっており、ここに斜里町の中心街や農地が広がっている。知床半島の大半は手つかずの自然が残されており、羅臼町・標津町との境には知床連山と呼ばれる険しい山々がそびえる。そのため、知床を共有する羅臼町との交流はあまり盛んではない。知床半島中ほどの海沿いには知床観光の拠点となるウトロ[1]市街地がある。
斜里町といえば知床を有する観光地として有名だが、知床が観光地として脚光を浴びるきっかけとなったのは1958年に斜里中心街とウトロを結ぶ道路が開通したことである。1964年には知床国立公園が指定され、1971年に楽曲「知床旅情」がヒットするとその舞台となった知床も人気を集めるようになる。2005年には知床が世界自然遺産に登録された。
ちなみに、知床の代表的な観光スポットの多くは斜里町側にあるため、羅臼町側に比べると訪問観光客が多い傾向がある。特にハイシーズンともなると、知床五湖周辺などで大規模な渋滞が発生することもままある。
観光以外の主要な産業としては農業・漁業がある。農業はジャガイモ・甜菜・小麦などを生産。漁業は鮭の漁獲量が日本一らしい。
▲知床五湖 |
▲天に続く道 |
国道334号のうち、ウトロ─知床峠─羅臼間は「知床横断道路」の通称がある。知床横断道路は、線形や気候の厳しさから冬期は通行止めになり、通行可能な期間が日本一短い国道として知られている。なお、通行可能期間中であっても急カーブの連続や霧の発生などに十分注意が必要。
町の中心駅は知床斜里駅。元々は「斜里駅」という名称であったが、知床観光の玄関口であることをアピールするため、1998年に知床の名を冠した「知床斜里駅」に改称した。
南斜里駅は利用者僅少のため2021年に廃止された。
かつて斜里駅から国鉄標津線の根室標津駅をつなぐ国鉄根北線が計画され、1957年に途中の越川駅までが開業したが、人口希薄地帯を通る路線であったことから経営状況は極めて悪く、結局全通することのないまま1970年に全線が廃止された。
ウトロ港から、複数の事業者が知床岬[2]までの航路を運航している。
このうち、知床遊覧船が運航するKAZU Iが2022年に沈没する事故が発生。事故後の調査で、知床遊覧船の杜撰な運用実態が明らかになり、同社は事業許可の取り消し処分を受けた。この事故により、他の事業者の観光船もキャンセルが相次ぐなどの影響が出た。
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最終更新:2025/03/23(日) 03:00
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