日向(艦これ)とは、旧日本海軍の戦艦及び航空戦艦、「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。
CV:大坪由佳
伊勢型戦艦2番艦がモチーフのクールなお姉さん。姉妹艦である伊勢が事あるごとに日向に話しかける描写が多いのに対して、日向からは殆ど語られないどころか、似たような経緯で航空巡洋艦になった最上を気遣う方が多い (コミック版では「ウザイ」とまで言ってしまって伊勢が半泣きになることも……)。ただ、入渠修理の時は伊勢に後を託したり、中破の際には「伊勢には見せられない」と言ったり、最期の時も伊勢に別れを告げる・・・つまり伊勢のことを全面的に信頼しているから、非常時以外はいちいち言及しない姿勢と捉えることができる。
実は日向が最上に言及するセリフは一種類しかない。それでも伊勢より最上の方にご執心という印象になるのは、最上へのセリフがMVP時のものだからである。日向が強くてMVPを取りまくり、滅多に大損害を負わないものだから、印象として最上にばかり気にかけるイメージになるのだろう。
航空戦艦になってからは航空戦艦の有用性を語る事が多く、自身に対して強烈な自負がある。その辺りをネタにされ、提督諸氏からは「(日向/瑞雲)師匠」などと呼ばれる事も。
ただし、加賀のように同僚や他の艦娘に対して上から目線の台詞を発することはない。
事実、航空戦艦になると火力は下がるが(主砲を2基降ろしているので当然だが)対空及び索敵、回避が大幅に上がりバランスが良くなっている上、運の数値も伊勢と並んで後述の改二では戦艦として高数値(2019年現在はウォースパイトがトップでアイオワ・榛名改二と続き、日向改二は伊勢改二・長門改二と同率4位)をマークしている。航空戦艦になる事で対潜攻撃能力を持つので戦艦の二巡攻撃特性を利用して航空・砲撃・対潜戦闘とあらゆる状況で運用できる万能性を得ている(但し適切な装備を吟味する必要有り)
空母の艦載機ほどではないが水上爆撃機・水上戦闘機も艦載機熟練度システムの恩恵を受ける事ができ、熟練度がMAXになると制空値が+9されるため、西方海域(4-X)や北方海域(3-X)のウィークリー任務周回時には制空値を航空戦艦で微調整し、空母に1スロでも多く艦上攻撃機/爆撃機を積んだりするために戦艦枠として採用される事もある。
また艦これアーケードでは、姉妹艦の伊勢と共にタイトルロゴの艦船シルエットに採用されている。(二人の艦名の末尾だけを読むと「セガ」になる)
色々な事ができるMMD界隈ではバード形態に変形したり大気圏突入したり当たり前のように飛んだりとぶっ飛んだ愛され方をしている。
ボイスには艦名を受け継いだヘリコプター搭載型護衛艦・DDH-181「ひゅうが」に関する発言が多い(詳しくは後述)。
伊勢と共に駆逐艦たちの面倒を見る。
暴走しがちな伊勢に対するツッコミ役。『吹雪、がんばります!』第1巻 主な艦娘紹介!より引用
公式四コマ『吹雪、がんばります!』では伊勢と並んで吹雪達駆逐艦の教官を務めており、後輩の艦娘からも信頼されている様子が伺える……が、同時に個性が強い戦艦や空母組のメンバーの抑え役にもなっていて気苦労が絶えない。最近ではサボり癖がある伊勢を監視することが多い。ゲームと比較するとクールというよりは生真面目なお姉さんになっている。
ただ、近年の公式イベントの為か瑞雲が絡むと同僚である伊勢・長門・武蔵も引くくらい押しが強くなる。
第一話の主役として連載開始時のイメージイラスト、コミックの表紙にも登場しており、作品全体の主役と云える存在(後述の第一護衛隊群「ひゅうが」との兼ね合いもあると思われる)
航空火力部隊旗艦として伊勢・最上・大井・時雨・夕立(後に北号作戦組の大淀・霞・初霜・朝霜)を率いている。前述の『吹雪、がんばります!』同様年少の艦娘から慕われており、伊勢にして「こういうのも似合うじゃん」と面倒見が良い一面も見られる。
一区切りとなるコミックス3巻の巻末エピローグにおいても、日向の目線をとおして鎮守府の日常が紹介され、伊勢・加賀らとともに、海上自衛隊の新世代DDHグループへと繋がっていく。
鎮守府主力部隊の旗艦であり劇中では提督代理。秘書艦として伊勢と香取、鹿島が居る。非常に真面目で駆逐艦たちからは憧れの存在であるが、生真面目ゆえに根を詰める事が多く伊勢のフォローに人知れず感謝している(もっとも伊勢もそれとなく気づいているが)
航空戦艦後の日向は自身と海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」に関係する発言が多く、この事が彼女の性格付けに大いに寄与している。
2019年3月27日、伊勢改二に遅れる事9か月。遂に日向改二が実装された。既に伊勢改二実装直後に実装が明言、2019年カレンダー一月度で伊勢改二とお揃いの衣装で出ており文字通り待望の実装である。
同年3月に艦状態でのスタイルと艦娘姿のシルエットが運営鎮守府から提示されており、「BBH-HYUGA」のネームが付けられており、その姿も伊勢改二との相違点が見られた(具体的には艦首主砲塔が伊勢改二は三連装砲塔2基に対して、日向改二は連装と三連装の混載。全通甲板の右舷前方にヘリコプターらしき着陸デッキとエレベーターとそちらに直結する形のカタパルト)
そして、上記の通り日向改二はあらゆる意味で伊勢とは一味違う改二としての方向性を指し示した。
改装レベルは90で実装時のトップタイ(同率首位に瑞鶴改二甲・サラトガMk.Ⅱmod2からのコンバートによるMk.Ⅱが居る)必要になる資材が「弾薬4500、鋼材8800、改装設計図x2、試製甲板カタパルトx1、戦闘詳報x1、新型航空兵装資材x1、開発資材x181」と伊勢改二以上を要求される。これは能力もだが、後述する持参装備に影響されている。なお、開発資材要求数の「181」は上記の護衛艦「ひゅうが」の艦ナンバー『DDH-181』から(艦首にペイントされている)
改装航空戦艦への艦種変更・第5スロットの開放・主砲の装備は第1と2スロットのみ、艦戦・艦爆・艦偵が装備可能になりWG42が装備不可能になったのは共通だが、伊勢改二の57機の搭載に対して日向改二は50機と少なめ、更にスロットの配置数も伊勢改二が「2・2・22・22・9」に対して「2・4・22・11・11」となる⇒2020年8月27日のアップデートで「2・8・24・12・11」の57機になり、伊勢改二と同等になった。各スロットの機数と後述の対潜能力もあるので同等といっても全く違う運用が必要になる
ステータスも改から火力が1下がっており、戦艦としては他の改二と比較すると最低レベルと云えるが、初期装備に試製41cm三連装砲を持っておりワンランク上の主砲でフィット補正が付くようになったので後述の艦載機の補正と合わせると実際の戦力はほぼ据え置きか微増している。ただ、戦艦としては耐久・装甲はかなり低いので(改からほぼ据え置き)増加した燃料・弾薬の消費の割にはという・・・ケースもある。
補正装備は主砲は41cm砲系統の上位機種「41cm三連装砲改二」(伊勢と日向を模した妖精が乗っているので分かり易い)陸奥改二実装で追加された「41cm連装砲改二」(同装備は扶桑型改二・長門型にも補正がある。なお持参装備である「試製41cm三連装砲」は過積載によるマイナス補正は無いが補正も付かないので注意したい)、二式艦上偵察機、彗星二二型系統の各種艦爆
そして各種部隊名表記の瑞雲であり、同日に『瑞雲改二(六三四空)』及び同『熟練』が実装された。ステータスの高さ(索敵値が+7、8爆装値が+10、11と水上偵察機や艦上爆撃機の上位機種に匹敵する)も注目だが、日向改二と伊勢改二に載せると熟練の場合は単独で火力が+8(素の状態で+2と装備時の補正+6の合算)装備させるだけで金剛型改二に匹敵する火力が付くという破格の補正である・・・
??「やはり、瑞雲は最高の機体なのだな」
対して日向改二のみのスキルと云えるのが「戦艦唯一の対潜先制攻撃可能」になった事。ステータスを見れば一目瞭然だが、LV99で装備無しで対潜値「81」を叩き出し、駆逐艦はおろか一部の軽巡をも凌駕する対潜火力である。更に改二になって小型ソナーも装備可能になり持参装備である「オ号観測機改」及び「カ号観測機」を2スロット装備して対潜値が「100」を超えると対潜先制が出来るようになっている。同時に上記にある回転翼機の上位機種と云うべき「対潜ヘリコプター」が実装。
この対潜ヘリコプターは日向改二のみ1スロット装備のみで先制対潜攻撃が可能になる=残り4つのスロット+増設施設で火力向上や対空射撃などのセッティングが出来るので伊勢改二と同様、それ以上に装備選択が重要になっている。
もう一つは同日伊勢改二にも共に実装された『海空立体攻撃』『瑞雲立体攻撃』である。
上記条件の1・2・4か1・3・4を満たせば単発砲撃の1.3倍(瑞雲~の場合は1.35倍)の火力が出せる。
メリットは弾着観測射撃と比べると、徹甲弾・水上偵察機を載せる必要が無く該当航空装備には対空・爆撃値が付いているので航空戦での制空値の上乗せと敵艦隊への手数を増やせるのと伊勢・日向改二は装備補正が多いのでステータスの底上げが期待出来る。
デメリットは弾着観測射撃の「主砲×2・徹甲弾・水上偵察機」の組み合わせの1.5倍より劣る事と対空射撃で艦載機が全滅すると条件4を満たしても発動しない。
そのため、運用するにあたっては弾着観測射撃と同様に主砲及び航空機の改修を充分行い改修値による数値の上乗せを行う、制空権を確保するため(+火力の維持)に制空担当の空母など僚艦の選択を適切に行う必要がある。
総じて見ると対空戦闘を中心とした空母に寄った運用が中心の伊勢改二に対して、対空もこなせるが回転翼機・瑞雲といった水上爆撃機を中心とした対潜戦力を強化した後の護衛艦「ひゅうが」の立ち位置と云えるマルチロール的な艦としての運用が求められる日向改二とも。2人の獲物が伊勢改二が空母のシンボルである弓を装備したのに対して、日向改二は今にも鯉口を切らんとする抜刀の構えをしているのも艦としての2人の性質の違いを表している。
余談だが、通常時及び中破時の立ち姿が伊勢改二と対になっており(日向改二の通常ポーズが伊勢改二の中破、中破時は伊勢改二の通常ポーズと同じ構図になっている)最期まで行動を共にしていた伊勢型戦艦らしい絆と云える姿といえよう。
1915年(大正4年)5月6日起工、1918年(大正7年)4月30日に就役。
当初は扶桑型戦艦の4番艦として着工する予定だったが、財政の都合と扶桑型就役後に発生した様々な問題により一部の設計を変更して「伊勢型」戦艦の2番艦として就役している(作中での扶桑の「伊勢、日向には負けたくないの」という発言は此処から来ている)。
艦これ劇中では語られていないが、「日向」は様々な災厄に見舞われている。
・・・正直陸奥の爆沈を知るとよく無事だったなと感心せざるをえない。特に3番目の事故は日向(と伊勢)の運命を大きく変化させる切っ掛けであった。
ミッドウェー海戦後の空母戦力の補填のために戦艦の空母化改装が検討された。最終的な対象となったのは伊勢型及び扶桑型で、当初は完全な空母化を検討されていたものの工期と資材の都合から断念。結果、ちょうど第5砲塔が欠落していた日向と、同型艦である伊勢の5番・6番砲塔を撤去して飛行甲板を設置する案で決着がつき、1943年5月から工事が始まり11月末に完了した。
世界初(そして世界唯一)の航空戦艦の誕生である。同時に第四航空戦隊の旗艦としてかつての戦艦時代の艦長松田千秋少将(元・戦艦大和艦長)を戦隊司令官に迎える。
航空戦艦化したものの、本来搭載する予定だった水上偵察機「瑞雲」と艦上爆撃機「彗星」の生産及びパイロットの補充が遅れたために艦載機を搭載せず戦線に復帰した。1944年10月のレイテ沖海戦では、配備予定だった機体を直前の台湾沖航空戦に投入されてしまったため、結局艦載機が無い航空戦艦という本末転倒な状態で実戦投入される。
小沢艦隊と共に参戦した日向たち四航戦であったが、米艦載機の幾度にも渡る猛攻で護衛対象の瑞鶴ら空母4隻は次々と沈没。そして米第四次攻撃隊150機の矛先は、残存艦艇のなかで最も大型であった日向と伊勢に向けられた。
しかし飛行甲板には艦載機の代わりに対空火器が満載されており、それによる熾烈な弾幕射撃と松田少将の巧みな操艦が見事に噛み合わさって、米艦載機の攻撃をことごとく退ける。その結果として命中弾無し、かつ航空機多数を撃墜する戦果を上げた日向は29日に呉へ帰投した。
日向最後の花道と云えるのが1945年(昭和20年)2月の戦略物資輸送作戦「北号作戦」である。
シンガポールで格納庫から甲板上にまで物資を詰め込んで出航、途中潜水艦や航空機による攻撃を受けながらもレイテ沖海戦張りに回避やスコールを利用しての退避を繰り返し、損失0で呉に帰投するという神業を成し遂げた[1]
(とはいえ、この時日向と伊勢、軽巡「大淀」、駆逐艦「朝霜」、「初霜」、「霞」の物資量は中型輸送船1隻分でしかなかった。この事はコミック版でも伊勢が言及している)。
その後は燃料欠乏により呉の港湾で浮き砲台になっていたが、1945年(昭和20年)7月の呉軍港空襲により伊勢・榛名等の僚艦と共に大破、着底してしまう。1947年(昭和22年)7月、解体が完了して29年に及ぶ艦歴を閉じた。
現在は広島県呉市の長迫公園(同地で戦艦伊勢慰霊碑もあり)、同じく着底地点にほど近い呉市情島に慰霊碑があり。呉市音戸町に浮揚解撤記念碑(伊勢と共に合祀)がある。また大和ミュージアムに航海灯が所蔵されている。
レイテ沖海戦 - エンガノ岬沖海戦 / 小沢艦隊 | ||
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艦娘たちの戦後 - 呉軍港空襲終戦組 | ||
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最終更新:2025/04/08(火) 16:00
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