「何故僕たちがこんな格好をしているのか、何故村の大人たちは神宮の森で土木作業をしているのか」
昆虫人間のヒミツとは、名探偵コナンのエピソードである。アニメオリジナル回で955話として9月28日に放送された。脚本は浦沢義雄。
昆虫人間牧場へ行くため黒野須村にやってきた灰原を除く少年探偵団一行。そこで昆虫人間の鳴き声を聴き…⁉
鳴き声だと思ったのは重機を動かす音だった。その後、村の食堂に立ち寄り昆虫人間と蛾蛾姫の宝の話を聞く。
江戸川コナン……お馴染みの見た目は子どもで頭脳は大人の主人公。
小嶋元太……おそらくはこの村へ行こうと言い出した発起人。昆虫人間を捕まえるためとてつもなく大きな網を持参してきた。食堂で借りた着ぐるみはカマキリ。
円谷光彦……食堂で借りた着ぐるみはトンボ。航一とこの話の脚本の話に「もっとキチンと伏線を張ってもらわないと」と尤もな愚痴をこぼす。
兜航一/兜航二……子供ながらに兜屋食堂を切り盛りする13歳と7歳の兄弟。ただし料理はからっきしで提供された料理はインスタントラーメンだった。この村の現状を紙芝居で教えてくれる(“いちいち説明するのが面倒くさいから”という理由の紙芝居なのだが絵はともかく演出などは結構凝っているうえコナン以外の子供たちはいつの間にかソースせんべいを持っている。兄弟から買ったのだろうか?)。兄弟そろって着ぐるみはカブトムシ。
工場の人間……村の大人達。皆やたらと怖い顔をしている。お偉いさんの計画に賛同していた。
政府のお偉いさん……この森に国立カジノ付きスーパー銭湯を建てようとしていた役人。村長が止めるのも聞かず森を視察したところ、蛾蛾姫の祟りである巨大蛾に襲われ逃げ帰り、国立カジノ付きスーパー銭湯計画は中止となった。逃げる際、カツラが取れる絵が描かれているが本当にツルッパゲだったのか、子供の紙芝居の誇張表現かは不明。
村長……亡くなっているので元村長。お偉いさんの計画に大人では唯一猛反対していた。役人が帰った後は子供たちが昆虫の着ぐるみを着て遊ぶ村営の昆虫人間牧場を作ることを約束。この村の着ぐるみもこの時村長が自腹で用意したものであり子供たちからは絶大な支持を得たが大人達には猛反発を受け村長を辞任。転んでもただでは起きない元村長は退職金で森を買い取り一人で工事を始めるが兜屋食堂名物のかつ丼を頼んだとたんポックリ亡くなった。
瀬田光男……黒野須村簡易郵便局でお留守番をしている10歳男児。様々な種類のセミの鳴き声を会得しているようだ。
蝶野政子……蝶野病院の一人娘。11歳。病院の前を清掃しているところコナンと会った。コナンがタイプらしい。着ぐるみは蝶。
楠田守男……黒野須村役場にいた蜘蛛の巣を張る練習をした際、足を滑らせグルグル巻きになっていた11歳の少年。着ぐるみは蜘蛛。
蛾蛾姫……読みはそのままガガヒメ。かつてこの世の昆虫たちをこよなく愛した。この方の墓が森にあるため村長は計画に反対していたそうだが…。
亡くなった元村長のポケットからは蛾蛾姫が残した宝の地図が発見された。そう、村長が一人でしていたのは宝を独り占めするための発掘作業だったのだ。
元村長への子供たちの名声は地に落ちたが昆虫人間牧場への夢を捨てきれず今現在のように着ぐるみを着るようになり、蛾蛾姫の宝の亡者として日夜発掘作業にいそしむ村の大人たちに代わって村の平和を健気に守る毎日が訪れたとさ。めでたしめでたし。
元村長は昆虫人間牧場を作ろうと一人で奮闘していたがある日、自分が癌でもう長くないと知る。それからはありもしない蛾蛾姫の宝をでっちあげ自分がその宝を独り占めしようとしている噂を流し、自分の死後、自らが作成した発掘方法まで詳細に書かれた偽の宝の地図が発見されるよう仕向ける。
その地図を得た大人たちがうるさいぐらい細かく書かれた発掘方法通りに作業した結果、前方後円墳が出来上がっていた。元村長はかつてこの村に存在した虫をこよなく愛した蛾蛾姫の墓を作ってやりたかったのである。
コナンによって事の真相が知り渡った際、村の大人たちは晴れ晴れとした表情をしていた。恐らく元村長のもう一つの悲願であった昆虫人間牧場の実現に向けて邁進していくのだろう。
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最終更新:2025/03/27(木) 14:00
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