蓄音機とは、音を録音しておく機械のことである。特に、レコードなどに針を使用して録音する機械を指すことが多い。
1857年にフランス人技師、エドワール・レオン・スコット・ド・マルタンヴィルによって「フォノトグラフ」が発明された。しかしこの時点では音を波形で記録することができたが、再生はできなかった。後に研究家によって音が復元されており、1860年に録音されたものを上記の動画で聴くことができる。
1877年に再生できる蓄音機を発明したのが、みなさんご存知のエジソンである。この時点ではレコードは円筒型だった。しかし1887年にエミール・ベルリナーが平円盤型のレコードを発明して以降は、平円盤型が主流となる。下記動画は1912年にエジソンが開発した平円盤型のレコードの再生動画である。
日本人最古の録音とされるのは以下の動画。1900年のパリ万博で録音された。
当時の動力はゼンマイだったが、現代では電気に切り替わり、名前も「レコードプレーヤー」と呼ばれることが多くなってきている(ただし、録音ができず再生のみの機能のものもあるので注意)。
ちなみに、エジソンが蓄音機で初めて録音・再生を行った日が12月6日、蓄音機の特許を取った日が7月31日である。これにちなんで、12月6日は「音の日」、7月31日は「蓄音機の日」とされている。
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最終更新:2024/11/08(金) 08:00
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