見せ槍とは、死刑囚を槍で刺殺する前に、死刑囚に槍を見せびらかして恐怖を味合わせること。
転じて、何とは言わないが事前に相手の女性にアレを見せること。
てめえ達も知っているだろう。磔刑になる奴は裸馬に乗せられて、江戸じゅうを引き廻しになるんだ。それから鈴ヶ森か小塚ッ原で高い木の上へ縛り付けられると、突手(つきて)が両方から槍をしごいて、科人(とがにん)の眼のさきへ突き付けて、ありゃありゃと声をかける。それを見せ槍というんだ、よく覚えておけ。見せ槍が済むと、今度はほんとうに右と左の腋の下を何遍もずぶりずぶり突くんだ
岡本綺堂『半七捕物帳』勘平の死 - 青空文庫
※編注:原文から読み仮名を()つきにしています
江戸時代の死刑の1つ「磔」で行われた作法であり、磔柱に縛り付けられた受刑者の目の前で2本の槍を交差させること。
受刑者に恐怖を与えることを目的としており、たいていのものは見せ槍の時点で気を失ったという。
男根を槍に見立てて女性に恐怖を味わわせるイラストにこの言葉が使われている。
ちなみに江戸時代の磔の見せ槍を完全再現しようとするなら2本の男根が必要なため、2人の男性を用意するか、「なんと奇遇な!」な男性を連れてくる必要がある。
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最終更新:2024/05/28(火) 10:00
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